アメリカ・ボストン駐在妻のLittlepondです。
2018年に夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に移住しました。当時8歳の娘を現地小学校へ編入させています。
西海岸の日本人向けポータルサイト【ロサンゼルスタウン】【サンディエゴタウン】でコラム【駐在妻的米国生活】を連載している駐在妻ブロガーです。
今回は、アメリカ現地校に通う子どもたちの「学年別の英語レベル」をお伝えします。
現地校に編入予定のお子さんがいる方には、キンダー(年長)〜5年生までの子どもたちの英語力の目安にしていただけます。
現地校1・2年生が授業で使う英語レベル
日本の年長〜2年生くらいまでの子どもたちが読んでいるのがこちら。
3年生になると一気に読書レベルが上がりますが、この年齢はまだ「絵本に毛が生えたレベル」くらいでも大丈夫。
ただし、音読ができて意味がわかることが大事です。
こんな感じの内容です。
これは日本だと中学生レベルの英語です。
過去形だけじゃなく、過去進行形とかも出てきてます。
おさるのジョージは幼稚園児でわかるレベルではありません。現地校の2年生くらいが読みこなせるレベルです。
現地校3年生が授業で使う英語レベル
娘の場合、英語の先生からは「最初は1、2学年下のレベルの本が読めればOK」と言われたので、推奨図書の中から読めそうな本を探し、気に入ったシリーズをまとめて読むように心がけました。
3年生でしたが、ギリギリ読めたのは2年生レベルの本です。
内容はこちらです。
ここまで来ると単語レベルが日本の高校生くらい。
親は中学生ではこの単語習ってないぞー!というワードがたくさん出てきます。
これを読みこなせるようになるまで娘は現地校のELLで日々読書を続けてきました。
今でもリーディングは嫌いですが、なんとか授業にはついていけるようになりました。
4年生が現地校の授業で使う本の英語レベル
4年生のリーディングの授業で読んだのがこちらの本です。
付箋がバッサバサ付いていますが、わからない単語を調べたり授業で発表したいところに貼り付けているようです。
内容はこんなレベルです。
in such a bad mood 機嫌が悪い
Grumbled(過去形)ブツブツと不平を言う
nod うなずく
高校生でも教科書では習わないのでは?と言う単語もたくさん出てきます。
5年生が現地校の授業で使う英語レベル
5年生はもう少し語彙も多く難しい本を授業で使うようになっていきます。
日本ではすでに高校生レベルです。
5年生へ編入するならこのくらいの英文が読めないと現地校の通常授業について行くのは難しいです。目安としては英検2級くらいのレベルです。
日本から来た駐在員の子供たちは、最初から読める子はほとんどいません。
現地校のELLに入って集中的に授業を受け、家庭教師をつければ、4〜5年生で編入した子も、2年くらいで授業にはついていけるようにはなっています。
まとめ
高学年(3年生以上)で現地校に編入となると「英語を何も準備せずに」放り込んでもなんとかなるわけではありません。
日本で準備をするなら、普通の子供向けオンライン英会話ではまったく太刀打ちできないレベルです。
親が帰国子女でもない限り、宿題もチューター(家庭教師)を依頼しないと取り組めない家庭も多いです。
小学校の高学年でアメリカ現地校へ編入なら「海外赴任帯同者向けのレッスン」をマンツーマンで受けられるスクールでレッスンをしてくるのをおすすめします。
わが家の娘も8歳(小3)で編入する前に6ヶ月マンツーマンレッスンを受けました。
無事に現地校へソフトランディングできた準備はこの記事にまとめてあります。
渡航から2年経ち学年末の学力テスト(MCAS)はELA(国語)、算数(Math)、理科(Science)すべての科目で学校平均点は取れたので、ソフトランディングできたと思います。
日本で英語の準備をしてくれば、5年生くらいまでなら現地校のESLなどで十分授業についていくための英語力はフォローしてもらえるはずです。
この記事がこれからアメリカへ渡航するご家族の参考になれば嬉しいです。
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