アメリカ・ボストン駐在妻のLittlepondです。
2018年に夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に移住しました。当時8歳の娘を現地小学校へ編入させています。
西海岸の日本人向けポータルサイト【ロサンゼルスタウン】【サンディエゴタウン】でコラム【駐在妻的米国生活】を連載している駐在妻ブロガーです。
このブログは、私が駐在妻になる前に知りたかったコンテンツを、駐在妻歴6年目になった今の立場で発信しています。
これから駐在妻になる人や、現役駐在妻のお役に立ちたいと始めました。
今回は、私が駐在妻になってからちょっと距離をおくようになった、インスタなどのSNSについてお伝えします。
この記事では
・駐在妻のインスタってうざいと思われていない?
・駐在妻になってからSNSで友達が減った気がする
・駐在妻はSNSとどう付き合ったらいい?
そんな駐在妻のお悩みやモヤモヤの解決に少しでもお役に立てればと思い、私の本心をぶっちゃけ、積極的にSNSをやらない理由をお話しします。
駐在妻の【海外在住マウント】がウザい
駐在妻は「海外にきて孤独な自分をたまには褒めてもらいたい」と思ってしまいます。
海外でなにもやることがなく、ひきこもって夫の帰りを待つだけ。
「他人が思うほどキラキラしていない駐在妻生活」でも、お出かけしたり美味しいものを食べたり「ハレの日」がきたらSNSにアップします。
しかし、なにを投稿しても海外自慢に思われてしまうのが駐在妻のインスタのつらいところ。
私はアメリカへ引越し、海外からSNSの投稿を始めたら、それまで仲が良くコメントもくれていたママ友で、教育や英語などへ意識の高いママ友からの反応がみるみる減りました。
なかには「自慢?(笑)」「いい暮らしで羨ましいな〜w」と(笑)がついているとはいえ皮肉たっぷりなコメントをしてくる友人もいます。
だんだん「自分が考える以上に海外自慢と思われているのかも?」と考えるようになりました。
たいして仲のよくない人からは、吐き捨てるように「海外自慢ですか?」的なコメントがもありました。
他人のコメント欄でストレス解消してるのか💢と、自分で投稿しておきながらイラっとしまうのです。
自分は「駐在妻になりたくてなった」ワケではないのに、海外志向の強い人からは羨ましがられたのかもしれません。
「駐在妻っていいな〜」と私に面と向かって言った人から、明らかにフォローや友達をはずされていたこともありました。
次に、私自身が知り合いの駐在妻さんの投稿をウザいと思い始めました。
海外での日常のなんでもない発見が嬉しくて、毎日のようにスーパーやカフェの写真を垂れ流している彼女とつながったら、その投稿ばかりに目につくようになりました。
すると
「たいしたことのない風景でも海外自慢になっちゃうな」
「オマエの買い物や食べたものなんてどうでもいいって思われるだろうな」
と、同じ駐在妻として彼女の投稿を客観的に見られるようになりました。
他人(駐妻)のフリ(投稿)見て我がフリ(投稿)直せの典型例でした。
英語で投稿も失敗だったと反省しています。
「移住先で英語を話す友達ができた」「英語力が上がった」とアピールしたくてやっているイヤミな投稿だと思われていたはず。
いいね!もガクンっと減りました。
英語での投稿に日本人なのにコメントを英語で書いてくるオジサンもなぜかたくさん出現しました。
「自分はキミよりも英語できるアピール」や「英語力マウント」だったのでしょう。
日本人に英語で返信するのもバカバカしいので日本語でコメントを返したら、また英語でコメントがきてしまいました。
この英語マウンティングオジサンたちが何をしたいのかは、結局よくわかりません。
コメント欄がカオスな状況になりました。
【結論】
ウザいと思われたくない駐在妻は、海外からの投稿は「SNSで繋がっている人が、たまーに生存確認できる程度」のひかえめが良いとわかりました。
【海外でがんばる駐妻アピール】がウザい
苦労話や失敗談も「海外で頑張る自分アピールでしょ」と思われがち。
失敗談を投稿して「そんな経験ができるのも海外にいるからなんだから、貴重な経験をありがたいと思った方がいい」的なコメントがきて、ハッと気づきました。
海外での失敗や、英語が通じない苦労話も笑ってもらえると思ったのに、まったく逆効果で「海外で経験を積んでいる自分アピール」になっていると思い知ったのです。
在住歴が長い人からは「アメリカ○年目からしたらそれが普通」「まだまだアメリカに馴染んでない証拠ですね」的な在住歴マウントをされることもあります。
さらに、コメント欄がカオスな状況になりました。
【結論】
自分の投稿のコメント欄が超絶に面倒臭いことになり、SNSとは距離をおいたほういいと思うようになりました。
承認欲求モンスター駐妻だからウザい
駐在妻である私が、たとえ
「海外暮らしを羨ましく思われたい!」
「SNSくらいしか承認欲求を満たせない」
と思い、1年のうちでもめったにやってくることがないちょっとだけキラキラした海外での日常を投稿すると
「海外に行ってもやることないからSNSに投稿してるだけでしょ?」
「本当はひきこもっているくせにキラキラ度高めな投稿をしてる」
という感想を匂わせる、負け惜しみなコメントをしてくる人もいます。
自分で投稿しておきながら、そんなコメントを見るとモヤっとしてしまいました。
【結論】
自分がどこかで「いいね!で承認欲求を満たしたい」と考えているのが投稿に滲み出ていて、海外で寂しい承認欲求モンスターだと思われていると察しました。
まとめ:だからインスタは投稿をやめました
「承認欲求高めな海外駐在妻ってイタいよな〜」と思っていましたが、まさか自分自身がそうなっていることに気づいていませんでした。
何気ない日常や失敗ネタを投稿して「自慢するつもりはない」と思っても、特大ブーメランとなって返ってきたうえに、いいね!も激減。
「痛い駐在妻」認定されているのにやっと気づきました。
駐在妻は海外にいても孤独で、友達もできず、リアルな生活も充実せず、SNS投稿だけが生きがいになってしまうこともあります。
しかしそれが逆に、友達が減ったり、うざいと思われたり、暇なヤツだと思われる原因になっているのだとわかりました。
私はアメリカに来てしばらくひきこもりだったので、SNSばかり見ていました。
それが暇つぶしになるどころか見るたびにモヤモヤするし、自分の投稿のいいね!の数はどんどん減り、フォローを外されていた友人もいて、さらに落ち込みました。
日本にいてバリバリ働いている友人や、育児を頑張っているママ友の投稿と自分の絶望的につまらない駐在妻生活を比べても、何のメリットもないことに気づいたのです。
そして、いつしか投稿を控えるようになりました。
インスタやフェイスブック、XなどのSNSは情報ツールとしては駐在妻の役に立つので、今後も閲覧だけしかしないつもりです。
今ではSNSデトックスしたおかげで、モヤモヤした気分から解放された駐妻生活です。
私が「自分のインスタ(SNS)はうざい」と自覚した理由をお伝えしました。
駐在妻の皆さんのモヤっとした気持ちが、なんとなくスッキリしていただけたら嬉しいです。
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