アメリカ駐在妻のLittlepondです。
2018年より夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に住んでいます。
長女は小3の2学期(こちらでは3年生の新学期)から現地校へ編入しました。
この記事をご覧の皆さまは、これからアメリカへ赴任や駐在のご予定で、
「子どもが現地校へ編入するが、持ち物は何を準備をしたらいい?」
「文房具って日本と違うと聞いたけど、どうしたらいい?」
とお悩みかと思います。
私もアメリカへ来るまでは、子どもの学用品や文房具は日本と同じように準備すると思っていましたが、まったく違いました。
そこで、この記事ではお子さんを現地校(小・中学校)へ編入させる皆さんへ、基本的な文房具の揃え方や、アメリカならではの準備方法をお伝えします。
これを読んでいただければ、日本から持参するものや、現地調達でOKな文房具など、参考にしていただけるはずです。
個人の持ち物の用意は?
まず、個人で用意するのは以下のようなアイテムです。
これは日本で買っても良いのですが、アメリカに到着してから「現地の子供がどんなものを使っているか?」をチェックしてから現地調達でもいいと思います。
バックパック
日本では「リュック」ですが、アメリカでは「バックパック」と言います。
キンダーから高校生まで、ほぼ全員がこのタイプのバックパックを持っています。
8月になるとアメリカでは「Back To School」という看板が出て、たくさんのお店が子供の学校アイテムを売り出します。
TargetやStaplesなどで購入してもいいですし、日本で使っているものがあるなら持って来ても良いでしょう。
ちなみにアメリカ小学生はなぜか「JANSPORT」のバックパックがとても多いです。
最近の小学生は、Chromeブックなどの小型PCをバックパックで持ち歩くことが多いので、安いものよりはある程度の耐久性があるものをオススメします。
ランチボックス
スクールランチ(給食)ではなくお弁当を持たせるのであれば、ランチボックス(お弁当箱ケース)も必要です。
この画像のようなボックスタイプを持っている小学生が多いのですが、日本人的には「お弁当箱が横になってしまう」のが気になるかもしれないので、日本で買ったものでも問題ないはずです。
アメリカでは新学期前に、20ドル〜40ドルくらいで販売されています。
スニーカー(PE用)
小学生なら誰でも一足は持っているとは思いますが、アメリカでもスニーカーは必需品です。
体操着や上履きがないアメリカでは、PE(体育)の授業がある日は必ずスニーカーで登校させなければいけません。
娘の学校では、PEがある日にスニーカーを履いてこないと減点の対象でした。
アメリカでは一度履いて家を出たら、帰るまで脱ぐことはありません。
New BalanceやNikeなどスポーツブランドのスニーカーが人気ですが、日本人で瞬足(SHUNSOKU)を履いている子もいるので、日本で気に入ったものを持ってきてもOKです。
ちなみに、子供のスニーカーはアメリカのアウトレットやファクトリー直売ストアなどでは激安です。
PE用のウェア
これもスニーカーと同じで、アメリカではPE(体育)の授業では着替えません。
PEがある日は動きやすい服装がマストで、日本でいえば「そのまま体育に出てもOK」な服で登校します。
アメリカの小学生は、夏は男子はTシャツにショートパンツ、女子もTシャツにレギンスなど、日本の小学生のようにオシャレなブランド服を着ていることはありません。
夏でも冬でも、体育(PE)の後で着替えませんので、PEがある日は汗を吸う素材や、速乾素材のTシャツなどを着せてあげると良いでしょう。
学校Tシャツ
アメリカでは学校によってそれぞれオリジナルTシャツがあります。
小学校から大学まで学校のカラーやロゴ、学校名などがプリントされたもので、体育の授業ではなく、スピリットデー(愛校の日)やフィールドトリップ(遠足)などで学校から着て来るように言われることもあります。
現地校に編入したら「学校指定のアイテムは何か購入する必要があるか?」と確認しましょう。公立校であれば、このTシャツがその一つです。
学校によっては販売時期が限定されていることもあるので注意してください。
現地校で使う文房具の用意
小中学校で使う文房具については、8月(新学期前)に学校からメールでサプライリストが来ます。
それを見ながら、各家庭でAmazonで頼んだり、Target、Staplesなどで購入し、Back to School(新学期)初日に子供が持っていきます。
サプライリストは学年ごとに親のアドレスにメールで来ます。必要な文房具のメーカーや、量や数などもすべて指定されます。
それを、教室でクラス全員が共用します。
自分が用意したものを自分の子供が使うとは限りません。これが日本とは大きな違いです。
もちろん、一つ一つに名前を書くなんて面倒くさいこともしなくてOKです。
基本的には共用で、個人がバックパックで持っていくのはペンケースとバインダーくらいで、低学年ではペンケースも持たせない場合もあります。
教科書も基本的にはありません。
学校で貸し出されたり、算数や理科はプリントであったり、国語(ELA)は全員で同じ本を読むなど、日本のような「全員同じ教科書をランドセルに入れて持っていく」というスタイルではありません。
【サプライリストの例】
2021年9月の新学期前に娘(6年生)宛てに来たサプライリストはこちら。
Supply List 2021-2022
- One 2 inch binder (2インチのバインダー)
- No zippers
- We recommend “view-binders” so students can personalize –and easily identify– their binders from their peers.
- Poly binder pocket folders (バインダー用のポケットフォルダー)
- 8 - Plastic (poly) tabbed pocket dividers that fit in a 3-ring binder, for holding papers and dividing sections. Some binder pockets come with 1 pocket, others with 2 pockets. Either design works well. (Regular 3 hole punched folders will work too - tabs are helpful, but not necessary.)
- Folder labels (フォルダーのラベル)
- Most any label will do; they are for labeling the dividers/folders in the binder and the “At-Home Paper Station.”
- 12-19 labels per student
- Loose-leaf notebook paper (ルーズリーフ用紙)
- 1 package
- highlighters(蛍光ペン)
- one box of #2 pencils and hand-held pencil sharpener (or one package of mechanical pencils and extra pencil lead)(鉛筆・手動の鉛筆削り・シャーペン・替え芯)
- pens (preferably black)(油性の黒マジック)
- Pencil case for inside binder (バインダーに挟むタイプのペンケース)
- box of colored pencils(色鉛筆)
- package of post-it notes (optional)(付箋・ポストイット)
- 3-hole punch that fits inside binder (optional)(3つ穴を開けるパンチ)
- 1 composition notebook for writing journal (any color or pattern)(日記帳)
- Extra mask(s) & small bottle of hand sanitizer for personal use(マスクの予備と個人用の消毒液)
- Water bottle (possibly equipped with straw) (水筒 できればストロー付き)
メーカーなどが細かく指定されることもありますが、基本的には該当する商品であれば、色やデザインは好きなものでOKです。
小学生の場合は、これにクレヨンや水性のマジックなども加わります。
まとめ
アメリカ現地校への編入時にどうやって文房具や学用品を用意するかをお伝えしました。
右も左も分からない編入時に、現地でこれだけの学用品を用意するのはとても大変ですが、多くの人はAmazonに頼っています。
メールに書かれた商品をコピペしてAmazonで検索し、在庫がなければ近くの量販店に買いに行きましょう。
新学期直前になると在庫切れが続出しますので、9月の新学期から編入するご家庭は、なるべく早めの用意をオススメします。
この記事がお子さんをアメリカ現地校へ編入させるご家庭のお役に立てば嬉しいです。