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アメリカ駐在員の住宅はアパートメントと一軒家のどちらがいい?【アメリカ赴任・家探し】

アメリカの住宅

アメリカ赴任の住宅選びは集合住宅と一軒家のメリット&デメリットを確認しましょう

アメリカ駐妻歴3年目のMs.Littlepondです。

 

現在、小学生の娘と夫の3人でマサチューセッツの郊外に住んでおります。

 

このブログでは、これからパートナーの海外駐在や赴任、留学に帯同予定の皆さんに、渡航準備や海外暮らしの情報をお伝えしておりますが、今回は「アメリカでの住宅探し」についてです。

 

前任者から住宅を引き継いだり、サブレットなどで物件がお決まりの家庭はともかく、これからアメリカ赴任でお引っ越し予定の人はイチから家を探すこともありますよね。

 

住宅選びの際、我が家が迷ったのが「アパート(集合住宅)にするか、一軒家にするか」でした。

 

結局、最初にアパートに入居しましたが、それから2年後に一軒家に引っ越したので、どちらもメリット、デメリットがあると感じています。

 

そこで、この記事ではアメリカで住宅を探すときに迷う「Apartment(集合住宅)」と「Single House(戸建)」の良い点、イマイチな点をぶっちゃけてお伝えします。

 

これを読んでいただければ、アメリカ赴任での住宅探し、とくに日本人の駐在員が多いエリアでの住宅選びの参考にしていただけるはずです。

 

 

アパートメント(集合住宅)のメリット・デメリット

 

アメリカの集合住宅

我が家が渡米後に初めて住んだのが、こちらのアパートメント

数件を内見して、最終的に決めたのがこういったアパート(集合住宅)でした。

 

マンション棟と、タウンハウス(戸建がくっついた住宅)が一緒になっていて「コミュニティ」とも呼ばれる住宅です。

 

(メリット)

築浅だと浴槽も深いことが多い

アメリカのバスルーム

アメリカの築浅アパートはバスタブが深いことが多い

アメリカのアパートメントで、ここ10年くらいに建てられた物件は、バスタブが深いことが多いです。最近、アメリカでもバスタブにお湯を張って入浴する人が増えているからだとか。

 

一軒家の場合、築100年を越す物件も多いのですが、オーナーのこだわりがなければアメリカ独特の「足湯しかできなさそうな浅ーいバスタブ」がデフォルトです。

 

バスタブが深い物件をお探しなら、築浅のアパートを探すのがオススメです。

 

メンテナンススタッフが常駐

 

アパートメントだと、ホテルのフロントのような「リーシングオフィス」があり、管理スタッッフが常駐(といっても17時か18時まで)しています。

 

電球が切れた

食洗機が壊れた

生ゴミディスポーザーが壊れた

ブラインドが取れた

洗濯乾燥機が壊れた

 

こういったトラブルがあったら(我が家はすべて起こりました)スタッフが来てくれます。

 

どれだけ迅速に対応してくれるかは、そのアパートの管理会社によります。

(依頼しても2週間放置されたりするのがアメリカですが……)

 

雪かき、芝刈りをスタッフがやってくれる

 

雪かきされたアパートメント

アメリカで東京より緯度が高い地域は、雪との戦いもあります

アメリカで緯度が高めのエリア(マサチューセッツは北海道とほぼ同じ)だと、日本海側くらい雪が降ります。朝起きたら1メートル積もっている、なんて冬場はしょっちゅうです。

 

アパートメントのメリットは、雪の予報が出るとスタッフが早めに準備をしてくれて、塩化カリウム(融雪剤)を撒いてくれたり、積もってきたら雪かきをしてくれます。

 

ただし、夜中に雪が降りだすと、明け方から雪かきマシーンの「ゴおおおー」という音が聞こえて目が覚めることもあります。一軒家なら、自分が必要なときに雪かきをすれば良いのですが、集合住宅では時間を選べませんし、やってくれているのに文句も言えません。

 

夜中の降雪だと朝刊の新聞配達と同じく、まだ夜が明けないうちにガンガン雪かきスタッフが来ます。

 

ありがたいのですが、寝ていられないこともあります。

 

そして、冬以外のシーズンは、芝刈りもやってくれますが、昼寝中に起こされることもあります。

 

(デメリット) 

日本人が多い

 

エイブルやリダックなど、日系の不動産会社で探すと、アパートメントはだいたい「日本人の駐在員が多い物件」を紹介されがちです。

 

何も言わなければ、そんな物件ばかりを案内されるでしょう。

 

我が家の場合は、日本人が多いところを希望しませんでしたが、1年後には向かいの家、2年後には隣にも日本人家庭が引っ越してきて、日中は日本語で子供の声がガンガン聞こえるようになってしまいました。

 

アメリカに住んでいる感、ゼロです。

 

そして、日本人が多いアパートだと、自然に日本人同士で群れるようになり、自宅に集まって日本人だけでパーティーをするようになります。

 

敷地内に公園やジムがあると、そこでも群れるようになり、アメリカ人の住人から

 

「日本人は群れていて話し声がうるさい、同じ日本人ならあいつらを注意してくれ」

 

と言われるようになってしまいました。

 

そんな日本人と一緒にされるのが鬱陶しかったので、一軒家に引っ越すことにしたのです。

 

荷物の誤配達、ウーバーイーツが届かない

 

アメリカのアパートメントでは、宅急便や郵便の誤配達がよく起こります。

 

隣近所の郵便だったらすぐ届けてあげられるのですが、とんでもなく遠い部屋の郵便やアマゾンが、なぜか我が家の玄関先に届いていることもあります。

 

いちいち、リースオフィス(受付)のスタッフに届けるのも面倒でした。

 

また、ウーバーイーツを頼んでも、集合住宅では玄関先まで持ってきてくれないことがあります。デリバリースタッフが部屋番号がわからなかったり、オートロックで入れないとエントランスに置かれてしまいますので、取りに行くのも大変です。

 

結局、ウーバーイーツを頼まなくなりました。

 

壁が薄い物件も多い

 

アメリカの集合住宅は、びっくりするくらい「壁が薄い」物件もあります。

 

我が家が住んだ物件はそうでもありませんでしたが、何度かアパートメント住まいのお友達を訪ねたところ、上下階で階段を上り下りする音はもちろん、靴を脱がずに生活するアメリカ人のコツコツという足音も丸聞こえで、話し声まで筒抜けな物件もありました。

 

とくに、夜中にシャワーの音が聞こえたり、乾燥機の音が聞こえたりと、アメリカの集合住宅は「外に聞こえなくても、隣同士や上下階で生活音が思い切り聞こえている」ことがよくあります。

 

ぱっと見ではわからないので、内見は夕方の夕飯時など、人の出入りがある時間帯にすることをオススメします。

 

シングルハウス(一軒家・戸建)のメリット・デメリット

アメリカ郊外の一戸建て

近所に気を遣わず、プライベートが確保できるシングルハウス(戸建)

(メリット)

近所に気を遣わなくていい

 

シングルハウス(一軒家)が良いのは、近所に気を遣わなくてもいいところです。

 

隣の家までは庭や芝生などで距離がありますし、郊外に行けば行くほど家賃が高くなることもありますが、その分、プライベートはしっかり確保されます。

 

子供の声がうるさかったり騒音が激しいと、アメリカの集合住宅では苦情が来て追い出されることもあります。私は、実際に近所からのクレームで引っ越した日本人を2家族知っています。

 

そのくらい、アメリカの集合住宅は近所迷惑な住人に容赦ありません。

 

戸建であればよほどの騒音を立てない限り、近所から文句を言われにくいです。

 

英語を話す機会が増える

 

私がアパートメントから戸建タイプに引っ越して感じるのが「英語を話す機会が増えた」ことです。

 

オーナーさんとも頻繁に連絡を取ったり、実際に家に来てメンテナンスをしてもらうことも増えます。そうすると、必ず会話をすることになります。

 

また、アメリカは戸建の並ぶ住宅街の方がご近所同士の付き合いがあり、庭やガレージにいると、隣接しているお家の庭から「Hi!How are you?」と話しかけられます。

 

そうするうちに、自然とアメリカ人慣れしていき、英語力も上がってきます。

 

(デメリット)

ボストンの一戸建て

一軒家だと、雪が降ったら自宅前を雪かきする
雪かき・落ち葉掻き・芝刈りを自分で行う

 

アメリカの場合、気候や樹木の多さにもよりますが、住宅街では冬場の雪かき、秋の落ち葉掻き、春夏の芝刈りはすべて自分たちで行います。

 

雪かきは、自宅の通路とドライブウェイ(車庫から道路へ出る通路)をどかします。

 

落ち葉は自分たちで掻いて集めたものを専用のゴミ袋に入れておくと、自治体の回収車で持っていってくれるのですが、これもシーズン中は何度か行います。

 

庭に芝があれば、もちろん芝刈りもマストです。

 

オーナーさんがやってくれる家もありますが、賃貸でも自分たちでやることもあります。

 

芝刈り機

芝刈りは自分たちで行う家もあります


 (まとめ)

アメリカの戸建ての庭

アメリカの一戸建ては日本と比べ物にならないほど庭が広いことも

 

アメリカに住み始めるときには、アパートメントはスタッフが対応してくれるので便利です。

 

しかし、便利なアパートは日本人が多かったり、住人同士のコミュニティが面倒だとストレスになることもあります。

 

戸建だとプライベートは確保されますが、雪かきや落ち葉掻きなど、体力的にしんどいことが年に数回やってきます。それでも、近所のコミュニケーションも楽しめますし、隣近所に音で気を遣う必要もありません。

 

小さい子供がいるなら、郊外のお庭の広ーい一軒家で思い切り遊ばせてあげて、近所からも文句を言われない方が、大人もストレスを貯めずにいられます。

 

集合住宅は日本に住んでいるのと変わらない感覚なので、せっかくアメリカに住むなら、日本にないスケールの住宅に住んでみるのも良いと思います。

 

今、私が住む家のお隣さんの庭にはハンモックがあり、お向かいさんは庭のトランポリン(日本の幼稚園にありそうな大きさ)で子供が毎日遊んでいます。晴れた日曜日は、そこらじゅうの庭でバーベキューをしていますし、バルコニーでギターやウクレレを弾いていても、誰も文句を言いません。

 

駐在期間が3年、5年と伸びると、よくアパート住まいの日本人は郊外の一軒家へ引っ越します。エリア的にスーパーマーケットやレストランが少なくても、クルマさえあればなんとかなってしまいますし、アメリカらしく伸び伸びした環境で子育てしたくなった、という理由もあるのでしょう。

 

しかもこのコロナ禍で、リモートワークも進むアメリカです。

 

立地や利便性でアパートを選ぶか、家庭内ソーシャルディスタンスも確保できる広さの一軒家を選ぶかを、まずは検討してみてください。

 

この記事がそのお役に立てれば嬉しいです。