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アメリカ駐妻妻がうつ症状を改善した3つのステップ

 

 

アメリカ駐在妻のLittlepondです。

 

2018年より夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に住んでいます。当時小3(8歳)の長女を帯同しました。

 

 

これからパートナーの転勤で海外生活を始める皆さんへ、現役アメリカ駐在妻の立場から情報を発信しているブログです。

 

この記事を検索してたどり着いた方は

 

「駐在妻になるけど、現地でうつになったらどうしよう?」

 

という不安を感じているかもしれません。

 

私はアメリカに来て最初の1年間はひきこもり駐妻をやっておりました。

 

毎日、日本のYahoo!ニュースを読んで時間が過ぎていき、外へ出ない日々が続きました。コロナウィルスでパンデミックが起きる2年も前からステイホーム生活をしていたのです。

 

だんだん「これはもしかしてウツなのか?」という症状が出て来ました。

 

眠れない、家事ができない、頭痛、耳鳴り、このままだと精神か身体のどちらかが崩壊しそう……

 

そして、過呼吸を頻発し、ある日とうとう呼吸ができなくなり、救急車で搬送されてしまいました。

 

夫やドクターに「日本へ帰った方がいい」と説得され、やっと自分が「駐妻うつ」になりかけていることに気づき、これではいかん!と行動に移したのです。

 

 

そこでこの記事では、ドクターやカウンセラーから聞いたことで、

 

「駐妻うつになりかけた私が初期症状の改善のためにやった3つのこと」

 

をご紹介します。

 

 

今、すでに駐妻うつになりかけている方や、これから海外渡航を予定していて、心を病んでしまわないか心配な人は、これを読めば「海外生活でウツになりかけたらできる3つのステップ」をお解りいただけると思います。

 

 

 

 

 

1:駐妻うつ症状の改善「朝陽を浴びる」

カーテンを開ける女性

まず勧められたのが朝陽をしっかり浴びること

 

眠れない症状を改善するには「朝陽を浴びること」が一番大切だと実感しました。

 

アメリカでは不眠や時差ボケ矯正のため「メラトニン」を服用する人が多くいます。日本では認可されていませんが、睡眠ホルモンと言われるメラトニンは、普通にドラッグストアで購入できます。

 

私もメラトニンにめちゃくちゃ頼りました。

 

しばらくは寝つきも良くなるのですが、ストレスの方が勝ってしまったのか、また眠れなくなりました。そこでアメリカに来る前に受講したストレスマネジメントの講義を思い出し、資料を確認してみると……

 

朝陽をしっかり浴びる「認知行動療法」を見つけました。

 

体内時計が狂ってしまう、自律神経が乱れてしまうときには、朝しっかり陽の光を浴びて、脳内でしっかりメラトニンが作られるようにする、と書いてありました。

 

メラトニンは飲むのではなく、自分の体内で作らなければいけなかったのか、と思い、朝は思い切りカーテンを開けて、一度しっかり光を全身で感じるようにしてみました。

 

すると、一週間くらいで寝つきが良くなり、1ヶ月も続けたらしっかり8時間近く寝られるようになりました。

 

 

2:駐妻うつの改善方法「ウォーキング」

森の中を歩く女性

体内リズムを整えるにはウォーキングも効果的でした

 

次にやったのは「ウォーキング」でした。身体を動かすことはとにかくオススメです。

 

1年間、家の周りのことさえよく知らなかったのですが、アメリカの住宅街には遊歩道やバイクトレイルがたくさんあり、ランニングやウォーキング、サイクリングを楽しむ人が日本よりも圧倒的に多くいます。

 

「近所にこんな素敵なトレイル(遊歩道)があったことも知らなかったのか」

 

そう思い、毎日30分ほど歩くようにしたら、適度に身体が疲れ、夜はしっかり眠れるようになりました。

 

慣れてきたら1時間ほど歩くようにして、トレイルだけでなく、お店が多い街の中にも行ってみました。こんな場所にカフェがあったのか、こんなに大きな教会があったのか、こんな小さなグロサリーストアがあったのか、などなど……

 

今さらながら、発見の毎日でした。

 

1年も住んでいたのに、近所のことすらまったく知らなかったことに気づきました。

 

ぜんっぜん、アメリカを楽しんでいなかったということに。

 

毎日、同じ時間にウォーキングに出るようになると、近所の人とも挨拶くらいは交わせるようになり、半年後にはカフェで一人で時間を過ごしたりもできるようになりました。

 

やっと健康で文化的な最低限度の駐妻生活のスタート地点に立てたような気がしたのです。

 

海外生活でひきこもりそうになったら、安全な範囲でとにかく近所を歩きましょう。

 

身体の健康のためだけでなく、ココロの健康にも良いはずです。

 

 

3:駐妻うつの改善方法「家族以外の人と話す」

会話をする二人の女性

英語でもいいから誰かと話したかった

 

「家族以外の人」と話さなかったのが、自分がウツになりかけた原因でもあります。

 

私はボストン日本人会のホームページで、茶話会やサークルの案内をみつけ、少しずつ参加するようにしてみました。

 

同じ「駐妻」ではなく、現地に長く住んでいる日本人と話すようにすると、最初はみんな「うつ」っぽい症状を経験し、それをどう乗り越えたかを教えてくれました。

 

皆さんは「英語をちゃんと話せるレベルにすること」をアドバイスしてくれました。

 

現地の人と満足にコミュニケーションできないと、どんどん日本人だけの狭い世界に引きずり込まれ、それがいちばんストレスになるからです。

 

そこで紹介された日本の英語教材をやってみると、少しだけ話せるような気がしてきました。

 

今まで、YouTubeで英語学習動画をダラダラと観て、話せるようになるどころか、家でどんどんひきこもっていった私。

 

藁をもつかむ思いで英語教材をやってみると、半年ほどで日常会話はもちろん、世間話も2時間くらいできるようになれました。

 

なぜ日本にいるうちに英語をやっておかなかったんだろう、と激しく後悔はしましたが、結局、英語を身につけたことが私のうつ症状を大きく改善しました。

 

「英語で話せること」が「自分らしさを取り戻すこと」につながると改めて実感しました。

 

詳しい内容はこの記事で紹介しています。今ではこの教材は私の「日課」になりました。

 

今からでも英語を「話せるレベル」にしたい皆さんにぜひ読んでみてください。

pre-chuzuma.hatenablog.com

 

 

まとめ

 

最初からひきこもらない駐妻になるのが理想ですが、最初からガンガンお出かけしたり、現地で英語でのコミュニケーションが取れる人は少ないと思います。

 

海外駐在妻が、ひきこもったりウツになるのは仕方がないことですが、それを分かち合える人と話をすることで、不思議なくらいスーッと、心がラクになっていきます。

 

でも、そんな人を見つけるには、やっぱり外に出なければいけません。

 

今、ひきこもっている駐妻さんは、思い切って外に出ましょう。

 

ひきこもり駐妻になってしまわないか心配な人は、外に出る勇気を持って渡航しましょう。

 

1年間もひきこもった私でもできたのですから「駐妻うつ」は必ず防げます。

 

この記事が、これから海外へ行く妻の皆さんのお役に立てば嬉しいです。

 

 

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