アメリカ駐妻歴3年目のMs.Littlepondです。
2018年より夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に住んでいます。こちらへ来た当時は小学3年生だった娘は、現在は現地校の5年生です。
今回は「アメリカ現地小学校の社会科(Social Studies)」ではどんなことを学ぶのかをご紹介します。
日本の小学校では、社会科は地理的な学習をしますが、アメリカでも同じです。
これからアメリカや英語圏での駐在、赴任を予定のご家族には、現地校の英語レベルも参考にしていただけるはずです。
3年生で「市(Town)」と「州(State)」
日本と同じように、社会科の学習が本格的になると、まずは「地理」が始まります。
3年生では自分の住む「Town(市)」や「State(州)」について学びます。
娘は3年生で現地の公立校に編入しましたが、英語がわからないだけでなく「市」と「州」の区別もついていなかったので、かなり混乱したようです。
もし、お子さんが社会科の学習を始めているなら、渡航前に行く州や、市のことを少し勉強してくると良いでしょう。
自分はどの「州」の、どの「市(郡)」に住む予定なのか、伝えておくと社会科の授業がわかりやすくなるはずです。
4年生までに「市・州・地方(Region)」
さらに本格的に社会科(Social Studies)だな、と感じるのが「Region(地方)」についての学習です。
アメリカの5つの地方
・West(西部)
・South West(南西部)
・Mid West(中西部)
・North East(北東部)
・South East(南東部)
日本だと関東地方、東北地方、九州地方のような「地方の呼び方」を学ぶ感覚に似ています。どの州がどのRegion(地方)か?を学んでいきます。
「州」を覚える
次は、自分の住む州と、周辺の「州の位置」を確認します。
いわゆる「白地図」で、日本の小学生とほぼ同じです。
アメリカでも「社会は暗記」で、子どもたちは何も見ないで埋められるよう、ひたすら覚える作業をしていきます。
州のシルエット(形)を見て、名前が出るまで暗記します。これも日本地図と同じですね。
大人の私はマサチューセッツ周辺の「ニューイングランド6州(マサチューセッツ・メイン・ニューハンプシャー・バーモント・ロードアイランド・コネチカット)を覚えるだけでも2年かかりました(笑)。
頭の柔らかい小学生のうちに、アメリカ全土の州と州都は覚えさせられます。
「Capital(州都)」も覚える
州を覚えたら次は「Capital(州都)」。マサチューセッツでいう「ボストン」です。
サウスキャロライナ州は「コロンビア」
ミシシッピー州は「ジャクソン」
これも「県庁所在地」のようにひたすら覚え、テストもあります。ちなみに娘の担任は3、4回テストをやりました。
私はこれも50州分も覚える自信はまったくありません(笑)。
テストは語群から選ばせるものと、最初から州と州都名を書かせる問題があります。
ここまでが4年生の社会科のメインテーマと言ってもよい学習です。
もし渡航前にお子さんが赴任先の地域に興味を持っていたら、前もって勉強して来ても良いでしょう。
娘は日本でも社会の暗記モノは得意だったので、Social Studiesの授業は最初からわりと楽しんでくれました。