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駐在妻が海外でも仕事を続けてよかったと思う理由とは?

 

アメリカ駐在妻のLittlepondです。

 

2018年より夫の転勤帯同でマサチューセッツ州ボストン郊外に住んでいます。

 

夫はL1ビザで企業駐在員として働き、私はL2(L1の帯同者)ビザを取得しましたが、現在は駐在員の妻をしながら日本のクライアントからの仕事を在宅で続けています。

 

この記事を見つけてくださった皆さんは、パートナーの海外転勤へ帯同するのに

 

「自分は仕事ができるのか?」

「現地でも仕事を続けるべきか?」

 

とお悩みかと思います。

 

アメリカの場合、企業駐在員ビザ取得者に帯同するなら、EAD(米国就労権)を取り、在住国(基本的にはアメリカ)で納税をすれば、駐在妻(夫)でも働けます。

 

最近、私の周りでは日本から翻訳の仕事を請けたり、日系のスーパーマーケットや和食屋さんでバイトをする駐在妻(夫)が増えました。

 

私が渡米した頃はまだ「駐在妻は働けない」と言う会社がほとんどで、私自身も夫の会社を説得するのも大変でした。

 

しかし、新型コロナのパンデミックでリモートワークが当たり前になり、本人とパートナーの企業(駐在担当者や移民弁護士)の意識や対応によっては「駐在妻」の立場でも働けるケースが増えてきたと実感します。

 

なので、

 

「駐在妻の立場でも仕事をするべきか?」

 

とお悩みの皆さんに、駐在妻の立場で3年以上アメリカで仕事を続けてきた立場から、駐在妻が在宅ワークやアルバイトでも仕事を続けることで得られる3つのことをご紹介します。

 

 

これを読んでいただければ、EAD(就労権)を取得し、日本でもアメリカでも仕事を続けてみよう!と思っていただけるはずです。

 

 

働くアメリカ駐在妻になるために就労権や納税を詳しく知るならこちらの記事をご覧ください。

 

 

 

 

海外で暇を持て余さない駐在妻の「充実感」

茶話会をする日本人駐在妻

日本人だけで喋りたがるのは仕事も趣味もないヒマな駐在妻

まず、ヒマを持て余している駐在妻は、日本人コミュニティからやたらと誘われます。

 

私は渡米直後、駐在員の妻から「生活で役立つことを教えてあげる」「買い物を手伝ってあげる」と誘われ、いつしかそれが必要なくなっても「茶話会」と称したおしゃべり会に誘われるようになりました。

 

ヒマな駐在妻がしゃべることは「夫の会社の悪口」「そこにいない駐在妻の悪口」「夫の悪口」で、それを新人駐在妻は延々と聞いていなければなりません。

 

日本人としか関わりたくない、もしくはゴシップ大好きな方ならOKかもしれませんが、そんな悪口大会に参加しているうちに

 

「私、他人の悪口を聞きにアメリカまで来たんじゃないんだけどな」

 

と、正常な感覚の持ち主であれば、虚しくなってくるはずです。

 

仕事をしていれば「仕事がありますので」と、堂々と断ることができます。

 

ちなみに、私はそう言って断り始めたところ「え?駐在妻なのに仕事しているってどういうこと?」と不思議そうな顔をされました。

 

しかし、アメリカ駐在妻は仕事ができないという通説に甘んじてダラダラと毎日、くだらない他人の悪口をくっちゃべって過ごすチューヅマさんとは一線をおけたのでよかったです。

 

そうして「ヒマな駐在妻」のコミュニティを避けるようになると、自分の仕事が充実するだけではありません。

 

和食店でホールの仕事をしていたり、コミュニティカレッジに通ったり、旦那さまの留学先で自分もクラスを受講したりと、積極的に世界を広げようとしている駐在妻の皆さんと知り合うことができ、お互いの仕事や勉強の話で盛り上がれるようになりました。

 

いつでも社会・仕事へ復帰できる駐在妻の「自信」

仕事をする駐在妻

在宅でもオンラインでも、仕事があれば社会とつながりを保てる

帰国後に社会復帰するなら、駐在妻の期間も仕事を続けている方が良いです。

 

仕事をせずに半年、1年を海外、とくにアメリカで過ごしてしまうと、仕事どころか日本人として社会人感覚を忘れてしまいます。(とくにアメリカは事務的なことや子供の学校など、すべてがルーズでテキトーなので、その感覚にどっぷり浸かるのは危険です)。

 

現地でのボランティアもよいのですが、なるべく収入がある方がより自信や満足につながると思います。駐在妻はパートナーの転勤や留学についてくるだけだと、夫や家族の世話をするだけで、社会とのつながりがまったくなくなってしまうからです。

 

異国の地で「家族の世話だけ」で一日が終わると、どんどん社会から遠ざかってしまう感じがして虚しくなり、海外駐在妻は病んでしまうのです。

 

私もそうですが、フリーランスとして日本からの仕事を請けていると、帰国後も同じペースで続けられ、帰国後に日本へソフトランディングできるのです。

 

私の周りではパートナーの転勤と同時にフリーランスに転身し、付き合いのある企業とはもちろん、クラウドテックなどの日系クラウドソーシングサービスから海外在住者として「翻訳」「ライティング」「Webデザイン」などの仕事を請ける人も増えてきました。

 

また、もともと理解がある企業にお勤めの駐在妻(夫)さんで、パートナーの海外転勤とともに100%リモートワークに切り替えて仕事を続けるツワモノ妻もいらっしゃいます。

 

 

 

フリーランスとしてクラウドソーシングで海外から仕事を探すならこの記事も参考に

 

 

養われ駐在妻100%から抜け出せる「開放感」

買い物をする駐在妻

収入がある駐在妻は夫に気を遣わずに買い物だってできる

 

駐在員家庭は「なにもかも夫に頼りがち」な妻が多いです。

 

自分に収入がないと経済的にはもちろんですが、英語ができないとさらに日常生活(英語のフォロー)も夫に頼らなければいけません。

 

これが私は精神的にいっちばんツラかったです。

 

 

渡米直後は買い物も病院も、夫の通訳なしには自分でなにもできませんでした。

 

しかも、自分の収入がなければ夫名義のクレジットカードで決済しなければならず、いちいち「これ買っていい?」と夫に聞かなければいけません。

 

 

「私って、アメリカでは生活面でも経済面でも幼稚園児以下だな〜」

 

と、欲しいものも買わず、ひきこもり駐在妻になりました。

 

なので、現地でのアルバイトでも、日本とのリモートワークでも、駐在妻は少しでも収入があった方が「夫に頼りきり感」がなくなります。

 

夫と同じくらい稼がなければいけないわけではなく、自分の欲しいものくらいは自分のクレジットカードで遠慮せずに買えると、精神的なストレスもなくなります。

 

アメリカでも、日本のクレジットカードを使えばなんの問題ありません。

 

 

私は自分の「日本の収入」で、アウトレットやモールに行ってセールの時期は欲しいアイテムを買えているので、だいぶストレスはなくなりました。

 

 

ご自身名義の日本の銀行口座と、クレジットカードを維持しておくのをオススメします。

 

 

私は日本から【エポスカード】を持ってきました。これでアメリカで買い物をして、ポイントもじゃんじゃん貯めまくり、一時帰国時にはそのカードポイントをAmazonやTポイントに交換して日本でも買い物を楽しんでいます。

 

入会金も年会費も永年無料で、アメリカならどこでも使えるVISA。しかもカード番号や名前も裏面で安心なので、駐妻の個人的なクレジットカードとしては便利です。

 

 

 

まとめ

 

健康で文化的な駐妻ライフを送るには、現地のアルバイトでも、日本の収入でも、少しでも仕事をしていると精神的にも経済的にもメリットが大きいです。

 

迷っている人は、まずパートナーの会社に

 

「駐在員の妻」の立場で就労がOKかどうか?

 

「就労権」の取得を移民弁護士や駐在担当者がサポートしてくれるかどうか?

 

納税は「在住国」なので、会社の税理士さんにサポートが依頼できるか?

 

これらをパートナーと相談し、働きたいのなら積極的に動きましょう!

 

働く権利と納税さえちゃんとしていれば、駐在妻でも働けるケースがあります。

 

働くことで、ストレスを溜めることなく、病まない駐在妻生活を送ることだってできます。

 

ぜひ、仕事を続けてリア充駐在妻生活を送りましょう!

 

 

この記事が、これから海外へ行く皆さんのお役に立てば嬉しいです。