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アメリカ駐在妻のLittlepondです。
2018年に現地企業駐在員である夫の転勤でマサチューセッツ州ボストン郊外に移住し、当時8歳の長女と帯同しています。
西海岸の日本人向けポータルサイト【ロサンゼルスタウン】【サンディエゴタウン】でコラム【駐在妻的米国生活】を連載している駐在妻ブロガーです。
当ブログは、私がアメリカ駐在妻になる前に知りたかったコンテンツを、駐在妻6年目になった立場で発信しています。
これから駐在妻になる人や、現役駐在妻のお役に立ちたいと始めました。
今回は、これからアメリカ赴任や留学で海外引っ越しを予定の方に向けて
「日本からアメリカへ家具や家電は何を持っていくか?」
を迷っていらっしゃる皆さまに、アメリカ6年目の立場でお伝えします。
わが家は航空便、船便、手荷物を使い分けてアメリカへ引っ越しました。
今となると家具や家電はほとんど現地調達するべきだった、とわかりました。
そこで、アメリカをはじめ、海外へ引っ越しされる方へ「家具と家電」の現地事情を踏まえてお伝えします。
読んでいただければ、日本で処分や保管するもの、引っ越し荷物に入れるものを迷わず選別できるはずです。
また、海外引っ越しは「人生で最大の断捨離」のいい機会でもあります。
その参考にもなさってみてください。
アメリカ住宅の家電は?
アメリカの賃貸住宅は家電が備え付けです。
【アメリカの賃貸住宅にだいたい付いている家電】
・冷蔵庫(日本のより大容量)
・洗濯機&乾燥機(日本に比べてハイパワー)
・電子レンジ
・食洗機(日本で見たことのない大型サイズ)
・オーブン(華氏の温度表記)
・ガスコンロもしくはIHクッキングヒーター(オール電化住宅が増えています)
なので「日本の白物家電」は持ってくる必要はまったくありません。
日本製の家電はどうする?
変圧せず使えるものだけ持って行く
日本製の家電は、変圧せず使える小型家電だけ持って行くのをおすすめします。
(例)
・ドライヤー
・美容家電(美顔器・スチーマーなど)
・パソコンなどの電子機器
・充電して使うもの
わが家は炊飯器とホームベーカリーを変圧器と持って来ましたが、キッチン家電は変圧器にいちいち差し替えるのは面倒なので、変圧器に繋ぎっぱなしで使用しています。
引っ越すときにJALの海外赴任パッケージで手荷物に炊飯器と変圧器を入れました。
船便に入れてしまうと、炊飯器の到着を待てずに現地で買ってしまう駐在員が多いので、すぐにご飯を炊きたいなら変圧器と一緒に手荷物で持参をおすすめします。
わが家は象印の炊飯器を、この変圧器とアメリカへ持って来ました。
カシムラ 海外国内用 変圧器 AC 110V ~ 130V / 1500W 本体電源プラグ Aプラグ , 出力コンセント Aタイプ Voltage Transformer NTI-149
どうしても持って行きたい高機能な炊飯器をお持ちなら、この方法がベストです。
しかし、炊飯器やホームベーカリーもアメリカのAmazonで日本メーカー製品が日本と同じ値段で買えます。
スイッチ表示や取説は英語ですが、ご飯をちゃんと炊けるだけでいいなら、変圧器が必要ない現地仕様を買うのもアリです。
こちらの記事に、アメリカAmazonで買える日本メーカーの家電をまとめました。
さらに、アメリカの商品は帰国の際にネット掲示板や地域のコミュニティサイトで売りやすいのもメリットです。
家電は機能や大きさ、雰囲気やデザインがアメリカの住宅に合うものでないと、家の中が不自然な和洋折衷感で満載になります。
わが家は使用年数が少ない家電は渡航前にNETOFF 家電買取で買い取ってもらいました。
公式サイトから商品のバーコードを入力すると概算を査定してもらえるのが便利です。
わが家のブルーレイレコーダー(Panasonic)、家庭用スピーカー(BOSE)、買ったばかりのドライブレコーダー(パイオニア)など、トータル50,000円になりました。
海外引越し準備中の思わぬ臨時収入に小躍りしました♡
家電を買ったばっかりなのに海外赴任だよ……という人はぜひお試しください。
ヤフオクやメルカリに出す時間もない、でもアメリカでは変圧しなければ使えない……
そんな家電は、ネットの家電買取専門店をオススメします。
結局、アメリカへ持っていっても変圧しないと使えませんし、変圧せずに使える日本メーカーの同じような機種はAmazonや現地量販店でいくらでも買えるからです。
アメリカで買った家電の値段
わが家がアメリカへ渡航してすぐに購入した家電はこちらです。
コーヒーメーカー(Braun)
ドライヤー(ダイソン)
電動歯ブラシ(フィリップス・Sonicare)
掃除機(ダイソン1台、ルンバ1台)
TV(サムソン50インチ)
ルームライト(アメリカの住宅は天井に照明がないことが多い)
ホットプレート(象印)
→全部で約2000ドル(2018年当時で約20万円)
Bed Bath&Beyond、Best Buy、Amazonプライムを使い、1週間で揃いました。
家具はどうする?
日本の自宅をそのままの場合
こたつなど「こだわりのある家具」だけ持って行くのが良いと思います(最近、KotatsuだってAmazonで売っています)。
家具は船便に載せても、アメリカへの到着は2〜3ヶ月後です。
それまで家具なし生活でもOKであれば、他の家具も持って行っても良いでしょう。
日本の住宅を売却・賃貸の場合
自宅を売却や賃貸するなら、家具は「海外引っ越しの船便」か「ストレージで保管」もしくは「処分」しかありません。
ダイニングテーブル・ソファー・ベッドなど大型家具は船便でもOKですが
「サイズ感や雰囲気が現地の住宅に合うもの」
「現地の引越しスタッフに丁寧に扱われなくてもよいもの」
「船便が到着する2〜3ヶ月間、それがない生活でもOK」
であることを条件にした方が良いです。
日本の家具を持ってきたとしても、アメリカの家の広さや雰囲気にぜんっぜん合わなかったので、わが家は持ってこなくて大正解でした。
しかも現地で買うと海外引っ越し代より安くあがることもあります。
後任者が引き継いでくれたり会社が購入費用を出してくれるなら、アメリカに来てから買った方が良いです。
アメリカには家具レンタル業者も多いので、前任の駐在員へ聞いてみてもよいでしょう。
船便が届くまで、わが家はダイニングテーブルとソファーはレンタルしました。
大型家具を持ち出さない分、夫の会社に交渉して浮いた引っ越し料金を現地での家具代に充てさせてもらえました。もちろん会社負担です。
わが家の近くに引っ越してきた日本人駐在員ファミリーは、ダイニングテーブルやソファーはもちろん、家族全員分のベッドや本棚、子供の学習机にいたるまで、ほぼすべての家具を船便に入れていました。
しかし、到着まで3ヶ月間はキャンプ用の寝袋で家族4人が寝て、子供の勉強も床かキッチンカウンターというサバイバル生活を送っていらっしゃいました。
しかも船便が届いたら、子供の机やソファーなどはアメリカの住宅に雰囲気もサイズもぜんっぜん合わず、和洋折衷というより違和感いっぱいなお家ができあがりました。
アメリカに来たばかりで、奥様が発狂していないか心配です。
アメリカで買った家具の値段
ご参考までに、わが家がアメリカへ渡航してすぐ購入した家具はこちらです。
ダイニングテーブル(Crate&Barrel)
リビング用ソファー(Bob's Discount Furniture)
ベッド(キングサイズ×1、クイーンサイズ×1)(MATTRESS FIRM)
夫と私の仕事用デスク(IKEA)
本棚(IKEA)
娘の学習用デスク、本棚(IKEA)
テレビボード(IKEA)
ダイニングチェアー(IKEA)
→全部で約5000ドル(約50万)
家具と家電でトータル約7000ドルでしたが、海外引っ越し費用をかなり抑えられたので、これらはすべて夫の会社に請求できました。
現地日本人からアメリカで買った家具・家電の方が帰国時に売れる!と聞いたので、なるべく現地で購入しました。
アメリカ掲示板では、駐在員が買って数年しか経っていない家具や家電が、日本人同士でじゃんじゃん売り買いされています。
他にもローカルな日本人掲示板もたくさんあるので、家具や家電が売り買いされています。ただし、日本から持ってきたものは変圧や保証の問題があるので、あまり売れないようです。
まとめ
アメリカへ引っ越しをした経験から、これからする人にオススメしたい点は
・家具や家電はなるべく現地調達
・日本製の家電も現地のAmazonや量販店で購入できる
・船便到着まで2〜3ヶ月間を家具や家電がない家で過ごすことをリアルに想像する
・1、2年の短期駐在なら帰国セールを利用すれば大型家具を安く手に入れられる
・現地で買った家具や家電は帰国時に売りやすい
・帰国時にはネット掲示板などで売却する
この記事がアメリカなど海外へお引越しされる方のお役に立てば嬉しいです。
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