アメリカ駐在妻のLittlepondです。
2018年に現地企業駐在員である夫の転勤でマサチューセッツ州ボストン郊外に移住し、当時8歳の長女と帯同しています。
西海岸の日本人向けポータルサイト【ロサンゼルスタウン】【サンディエゴタウン】でコラム【駐在妻的米国生活】を連載している駐在妻ブロガーです。
当ブログは私がアメリカ駐在妻になる前に知りたかったコンテンツを、駐在妻6年目になった立場で発信しています。
これから駐在妻になる人や、現役駐在妻のお役に立ちたいと始めました。
今回の記事では
「海外赴任へ子供を帯同するが、日本から子供のアイテムは何を持っていけばいい?」
というお悩みに、アメリカ駐在妻6年目の立場でお答えします。
海外赴任が決まって小3(8歳)の長女を帯同するときに、アメリカ駐在歴の長い方から「子どものアイテムは何を持って行くと良いか?」というアドバイスをたくさんいただきました。
その中でも「これは本当に日本から持ってきてよかったな〜」と思うアイテムを紹介します。
アメリカでは手に入りにくいのはもちろん、現地の子どもたちが喜んでくれて、お友達と仲良くなることもでき、保護者にもウケたアイテムです。
カルチャーフェスティバルなどの学校行事で日本の文化の紹介にも役立ちます。
文房具
アメリカにも文房具屋さんはたくさんありますが、日本の品質に慣れてしまうと、ビックリするくらいクオリティが低いものばかりです。
特に日本製の消しゴムは本当に素晴らしいです!
アメリカの消しゴムは「本当にコレ消しゴムか?」と思うくらい消えないものもあり、消せば消すほど紙が汚くなったりもします。
日本語学校でも消しゴムだけは日本製を使っている子が多く「カドケシ」のようなカユいところに手の届くアイテムを現地の子供にプレゼントすると「いつでも消しやすい〜!!!」と感動してくれます。
女の子には香り付きの消しゴムも好評でした。
バースデーパーティーに招待した子供たちには、ホストの親がちょっとしたプレゼントを持たせます。
日本の文房具をセットにしてあげるとすごく喜ばれます。
折り紙
「ORIGAMI」はもう世界共通語と言っても良いのかもしれません。
アメリカの小学校でもクラスに折り紙が置いてあったり「ORIGAMIマイスター」が折り方を教えに来てくれることもあります。
娘の小学校に来たマイスターはフランス人でした。
その国ならではの折り紙の楽しみ方があるようで、さまざまな作品を披露してくれました。
しかし、アメリカの折り紙は表裏の両面に色がついていることが多く、日本の「表面が何色でも裏面は白」ではありません。
作品を折ったときにキレイなのは裏面が白い折り紙です。
これも100円ショップでOKなので、持ってくると良いでしょう。
日本らしい作品をいくつか折れるようにしておくと、日本を紹介するときにも役立ちます。折り鶴が折れるだけでも人気者になれるはずですよ。
伝統玩具
けん玉などの日本伝統の玩具を持ってくると、自宅で遊ぶときにはもちろん、学校で特技や自分の出身国についてプレゼンする「Show&Tell」にも役立ちます。
特にアメリカではけん玉を披露すると「ボク(私)にもやらせてー!!」「どうやるのー?」と、好奇心の圧力がものすごーくかかります。
けん玉ができる子は、ぜひクラスメイトの前で披露してみてください。ヒーロー扱いされるはずです。
ボストンで毎年行われているジャパンフェスティバルでは日本人会がけん玉を販売します。毎年売り切れる人気商品で、ワールドワイドな「一芸」になってきているのかもしれません。
さらに、紙風船も人気があります。
再利用できて、繊細な和紙の風船なんてアメリカにはありません。
和食店や日本グッズ店にも置いてあるので、アメリカ人にも見慣れた存在かもしれませんが、実際に膨らませたり遊び方を見せてあげると、小さい子供は特に喜びます。
日本を伝えられるだけでなく、お友達ができたらプレゼントにもできるので、海外駐在・赴任には持って行くと役立つはずです。
ランドセル
ランドセルを使うのは日本だけでしょ?わざわざ海外へ持って行くか悩む……という人もいると思います。
可能であれば、世界各国へランドセルは持っていった方がよいです。
アメリカの場合は土曜の日本語補習校へ通う子の大半はランドセルを使っていますし、日本に住んだことのない子でも、日本からおじいちゃん、おばあちゃんが買って送ってくれたというケースが多いのです。
もはや、ランドセルは世界中で日本キッズのアイコンなのです。
娘の友達でアメリカ人家庭が遊びに来たときも「うわー!これ日本のSchool Bagよね?」と言いながら、みんなで珍しそうに眺めていました。
値段を言うと、どの外国人も「6歳児にそんなに高いバッグを買い与えるのか!!」と驚愕してフリーズします。
ランドセルは現地在住の日系キッズは持っていることが多く、すれ違いざまに他の子どもから「Oh! Cool!(わー、カッコいい!)なんて言われて娘もドヤ顔になっていました。
オシャレなモード系ブロンドヘアのおねーさんからも「Beautiful!」と言われます。
ランドセルは渡航の飛行機には手荷物で持ち込むとCAさんの注目を集め、とっても気を遣っていただけました。船便の荷物には入れずに手荷物で持って行きましょう。
話題作りにも役立ちますので、ランドセルは持って行くことをオススメします。
お弁当箱
お弁当箱は、普通に学校へランチを持っていくのにも使います。
幼稚園や小学校で使っていたものがあれば、子供が使い慣れたものを持っていくのをオススメします。
アメリカの現地校では、子供はランチを直接タッパーやジップロックに入れてくるのですが、低学年だとバックパックの中で何が起こるかわかりません。
液漏れしたり、サンドイッチが外へ飛び出て中身がぐっちゃぐちゃに汚れていることもよくあります。
キンダーや低学年では、最初は日本と同じように子供でも蓋が閉めやすいお弁当箱で、食べ慣れた食材を入れてあげるのをオススメします。
アメリカでもランチボックスは売っているのですが、キャラクターがついたものや、子供の使用に耐えられるクオリティの高いものがありません。
日本で高品質のものを買ってくるのが良いでしょう。
雨具・レインコート・長靴
アメリカでは傘をあまり使いません。
遠足(フィールドトリップ)などで雨が降った場合、子供にはレインコートや長靴を用意するように言われますが、アメリカではいいものが売っていません。
しかも、アメリカでは「雨天中止」という考えがあまりないので、雨でも学校のイベントは決行されることが多く、小さい子供には危険なので傘は持たせません。
レインコートでなくても、撥水や防水加工のされたウィンドブレーカーやジャケットで、フードがついたものがあると便利です。
長靴もチープなのかブランドものしか売っていないので、小学校低学年くらいまでは一足持ってくると良いでしょう。
高学年になると、レインブーツは大人と同じようなブランドやデザインを履く子供が増えてきて、雪の多い地域ではスノーブーツを兼用している子供が多いです。
雨用の長靴はあまりいいものがないアメリカですが、スノーブーツは子供用から充実していますので、雪グッズは現地調達がおすすめです。
水筒・マグボトル
これは大人も子供も最初は「日本製」を持ってくることをオススメします。
海外製でも「サーモス」や、似たブランドもたくさんありますが、子供が毎日のように学校に持っていくと、なぜか壊れてボコボコになって帰ってきます。
わが家は日本から家族全員分のマグボトルを持ってきましたが、日本製は4年目になった今でも一つも壊れていません。
アメリカで買ったものは1年程度の使用で壊れました。
アメリカではオフィスでもペットボトル飲料を買う人が少なく、キンダーから大学生まで基本的にはバックパックに自分のマグを持ち歩くのが基本です。
海外ではコンビニがなく、スーパーでも1本単位でペットボトルが買えません。
家族でのお出かけにも必需品なので、マグボトルや水筒は子どもが雑に扱っても壊れにくい日本製を持ってくるのをおすすめします。
アメリカ駐在で日本から持ってきてよかった子供のアイテムをご紹介しました。
これからアメリカ赴任を予定しているご家族の参考になれば嬉しいです。
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