アメリカ駐在妻のLittlepondです。
2018年に夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に移住しました。
今回の記事は「在米日本人や駐在妻から嫌われる勘違い駐妻の特徴」です。
私もアメリカに来て、先輩駐在妻や永住の日本人と知り合い「日本人の行動は浮いたり目立ったりしてヒンシュクを買うこともある」と教えてもらいました。
そして、駐妻歴も長くなると「イタい駐妻センサー」がビンビンに働くようになってきます。
そこで、これから海外赴任、とくにアメリカに来られる方に「不慣れな海外でも、これをやっちゃうとだいぶイタい日本人駐在妻」がどんなパターンかをお伝えします。
これを読んでいただければ「まず日本人から嫌われない」駐在妻になれるはずです。
すでにアメリカにいる皆さんは「あるある〜!こういうこと」「いるいる〜!こんな人」とご笑納ください。きっとあなたの周りにも一人はこんな勘違い駐妻さんいませんか?
私が実際にアメリカで出会った「友達になりたくない駐在妻」をご紹介します。
旅(海外)の恥はかき捨て感のすごい「勘違い駐妻」
アメリカに来て気づいたのが(とくにマサチューセッツの郊外では)日本のように複数の親子連れでスーパーマーケットに来ていることなんて滅多にない、ということです。
しかも、子供たちがきちんと「公共の場所では大きな声を出さない」と躾けられているので、日本のようにスーパーで子供がキャーキャー騒いでいる光景には出会いません。
出会うとしたら、だいたい日本人です。
日本から来たばかりと思われる親子が、駐在員の先輩らしき日本人母子と2組であるスーパーに買い物に来ていました。日本人の子供の声は、ただでさえ胸式呼吸で発声するので甲高く、キーキー聞こえるので「かなり耳障りだ」とアメリカ人に言われたことがあるのですが……
とにかくダダっ広いアメリカのスーパーマーケットで興奮して走り回っている子供たち。きっと日本から来たばかりなのでしょう。そりゃ、こんなに広いスーパーなんて見たことないからテンション爆上がりしちゃうのはわかります。
それなのに、親が叱らないんです。
「おかーさーん!こっちこっちー!見て見てー!!!」
日本語で子供の声が、ホール◯ーズの広い店中に響きまくっています。それなのに日本人ママたちは全然注意しないどころか、しゃべりながら観光客気分で自分の買い物に夢中です。
「ねー、お肉ってこんなに大きいのしかないんですかー」
「えー、牛乳って小さくてもハーフガロン? ってかこんなのマジ飲みきれないし(笑)」
あまりに子供を放置しているので、挙げ句の果てにお客の白人マダムと店員さんに思いっきり注意されていました。未就学の子供を店内で放置なんて、アメリカではあり得ません。
すると、日本人駐妻(たぶん先輩)がなんと
「やだねー、アジア人だから注意してきたんだよー」と、周りのアメリカ人がきっと日本語がわからないだろうと、デッカい声で言うではないですか。いえいえ、アンタたちがやかましいからですよ。しかも日本人いないだろうと思って。
「ヤですねー、これがアジアンヘイトってやつですか?」ともう一人(たぶん新人)。
いやいや、アジアンじゃなくて、あなたたちに対してのヘイトですわ。
(ヒンシュクを買わない駐在妻になるために)
・集団でスーパーマーケットに行かない
・公共の場所で日本人の甲高い声で騒がない・子供を放置しない
・親が子供を叱らないなんてアメリカでは大ヒンシュクと心得る
・周りに日本人がいないと思って悪口を日本語で言わない
・たとえ短期の駐在でも、旅(海外)で恥はかき捨てない
アメリカでのお買い物では、当たり前ですがこんなことにご注意ください。日本語が通じないアメリカ人でも、だいたいディスられているのはわかるそうですよ。
夫の職業でマウントを取りたがる「勘違い駐妻」
ボストンのように企業駐在員だけでなく、医療関係、お医者様、研究者、大学関係、政府関係の駐在員が多い都市には「マウント駐在妻」がいるんです。架空の人物かと思っていましたが、実在しました。
ある日本人が多い団体の人と知り合う機会があり、ボスっぽい駐在妻に会うなりいきなり聞かれたのが「ご主人、どちらへお勤めですか?」でした。
夫の会社名を言うと「あ、民間ですか」と言われました。
そして「うちはガバメントなんで」と冷たくあしらわれました。
きっと私が「ナニ、ガバメントって??」と、まるで日本語が通じない人みたいな顔をしてポカーンとしていたからか、その方は畳み掛けるように
「ほら、ボストンってガバメントやメディカル系とかドクターとかプロフェッサーが多いじゃないですか。民間企業の方って珍しいわ、と思ったので」とルー◯柴ばりのカタカナ網羅っぷりで続けます。
ってことは、このあたりでは民間企業の駐在員ってマイノリティってこと?
いやいや、そんなことありません。ボストンも企業の駐在員はいっぱいいます。きっとその人的には「政府関係」「医療関係」「大学関係・研究者」の人がカースト上位で、民間企業の駐在員なんてカースト下とお思いなのでしょう。
とくに日本人が多い小学校やタウンではお気をつけください。こういう人、残念ながら一定数いるそうです。「悪い人じゃないんだけどねー、◯◯さん」と、他の日本人に後から言われましたが、ソッコーで交換したLINE削除です。
しかも英語が話せるアピールもものすごいのです、その人。
私たちと話している最中も、その場にいたアメリカ人に片っ端から英語でバンバン話しかけて「私は顔が広い&英語が話せてデキる駐妻です」という、これ見よがし感にドン引きしました。
(関わると面倒な駐妻の見分け方)
・いきなり夫の職業を聞いてくる人
・カタカナが多い人
・英語できるアピールがすごい人
こういう人と関わると、だいたい面倒くさいです。これから駐妻ワールドに足を突っ込もうとしている方は、くれぐれもいきなり旦那様の職業を聞かないように。
日本人との距離感がおかしくなり「嫌われる駐妻」
「海外在住の日本人だからお互いさま、日本人同士で助けあいましょう」を完全に履き違えてしまう駐妻さんも残念ながらいます。
ある若い日本人駐妻さんとヨガ教室で知り合い、まだ小さい赤ちゃん連れだったので「なにかお困りでしたら、いつでも連絡してくださいね」とLINE交換しました。
そうしたら
「オムツってどこで買えますか?」
「小児科ってどこがいいですか?日本語が通じるところありますか?」
「歯医者さんどこに行っていますか?」
「美容室は日本人がやっているところありますか?」
「鎮痛剤って何飲んでいますか?」
昼夜問わず、怒涛のLINE攻撃がスタートしてしまいました。私も気を使って声をかけたのもいけませんでしたが、海外に来ると不安で「日本人なら誰でもいいから助けてほしい」という心理だったのでしょう。
でも、正直「私、24時間対応のコールセンターじゃないから、それは自分でググって、お願い」と思いました。
さらに「英語できないアピールがすごい」駐妻にも注意が必要です。
娘の小学校にいた駐在妻さんは「私、英語できないので」が口癖でした。
なにかある度にそう言うので「本当に英語が苦手なんだなー」くらいにしか思いませんでしたが、なんとその人と仲良くなったら「通訳がわり」に使われるようになってしまった人もいました。
「病院に一緒に来てほしい」
「学校の先生との面接に一緒に来てほしい」
「買ったものを返品したいので、一緒にお店に行ってほしい」
いやいや、いくら日本人同士でもそこまで互助の精神がある神様みたいな人いないでしょう。頼られてしまった人は「通訳ボランティア、頼んで」と丁重にお断りしたそうです。
(他人との距離感がわからなくなる前に)
・運良く知り合えた日本人でも、なんでも頼って良いワケではありません
・「なんでも言ってね」は「日本人の社交辞令」と心得る
・英語ができないと言えば、誰でも助けてくれるワケでもありません
・想定の範囲外で頼ってくる人は、深みにハマる前に警戒しましょう
以上、海外(とくにアメリカ)でイタい人認定されがちな「嫌われる勘違い駐在妻」の3パターンでした。
この記事を、これから海外赴任する方が「笑って」読んでいただけたら嬉しいです。
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