アメリカ駐在妻のLittlepondです。
2018年に夫の転勤でマサチューセッツ州のボストン郊外に移住しました。
現地校8年生の娘がおります。
アメリカ西海岸の日本人向けポータルサイト【ロサンゼルスタウン】と【サンディエゴタウン】でコラム【駐在妻的米国生活】 を連載している駐在妻ブロガーです。
さて、これを読んでいる皆さんはパートナーの転勤で海外へ行く予定で
「現地でESLや英語レッスンを受ければ英語ができるようになれるかも」
「海外へ行く前にオンライン英会話をやっておけば大丈夫だよね?」
とお考えかと思います。
ですが、アメリカ駐在妻として少なくとも3年間は英語で苦しみ、さまざまな英語教材・オンライン英会話・ESLを試した私が
その選び方を間違えると永遠に英語はできるようにならない
という悲報をお伝えする記事です。
私はまずアメリカ1年目で英語ができずに心身を病み、日本へ一時帰国しました。
でも、駐在妻歴6年目に突入する今は英語には困っていません。
スーパーで在庫を聞いたり返品したりといった駐妻の最低限英会話
はもちろん
ホームパーティーで日本の文化や、アメリカの経済について話す世間話
病院で医療専門用語も出てくる問診や、通訳がつけられない検診
(アメリカではDVや性的なことも聞かれるので婦人科検診は通訳NGなことが多い)
現地イベントでアメリカ人に日本商品(パッケージ旅行や加工食品)の説明を英語でする単発の展示会アルバイト
こういった英語ができるようになっています。
数年の駐妻生活で英語ができるまでまわり道をした私が、これを読んでくださった皆さんにだけは、駐在妻が英語を諦める現実と「選んではいけない英語の習得方法」をお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ「いつでも口から言いたいことが英語で出てくる」ように最短の時間でなれる方法もお伝えします。
日本人駐在妻に特化したESLでは英語が上達しない理由
アメリカには教会や図書館、ハイスクールなどで自治体や個人が主催するESLがたくさんあり、料金が民間よりも安く、通いやすいので駐在員家庭がよく利用します。
赴任後すぐに駐在員家庭が見つけられるのは「日本人が多いESL」です。
日本人のコミュニティから「あそこの教会でESLやってるよ」「図書館にもESLあるよ」と情報が入り、私も最初はそれに飛びつきました。
が、3ヶ月で退会しました。
ただの日本人駐妻の交流会だったからです。
40人の登録者のうち38人が日本人。しかも超初心者向けのレッスンを受けたあと「日本人同士」で英語のやりとりのロールプレイング。
日本人なのに英語で話すなんて、こっ恥ずかしい以外に何があるんですか?
しかも、参加している日本人に「なぜここに来たのか?」と聞いてみたら
「ヒマでやることないから、日本人のお友達作ったり、しゃべりたいかな〜って」
英語クラスなのに「日本語を話すのが目的」というまさかの回答。
日本人が多いESLのメリットは「日本人の友達ができる」ことですが、それ以外のメリットは一つもないと確信し退会届けを出しました。
月80ドルの月謝、もったいなかったです。
さらに、日本人の友達ができて、日本人でツルむようになると「日本人といれば楽しいから英語はできなくてもいいかな♡」と英語を諦める駐在妻が続出します。
だから、本気で英語ができるようになりたい駐在妻は
日本人だらけのESLは選んではいけないのです。
行くなら日本人が一人もいないESLにしましょう。
駐在妻に特化した英会話でも話せるようにならない理由
駐在妻は毎日のように「英語を話す機会」があるわけではありません。
しかし、急に子供の先生や保護者と話すこともあり、夫婦だけの家庭でもパーティーや交流会などがあります。
普段から英語を使っているわけじゃないのに、
「イングリッシュトークは突然に」
なのが駐妻生活。
だからこそ「駐在妻向けオンライン英会話」や「駐妻のための英会話教室」ではダメなのです。
よく他の駐在妻さんのブログには
「駐妻向けのオンライン英会話で話せるようになりました〜♪」
「駐妻のためのオンラインレッスンがすごく良かった!」
とありますが、
スーパーで「この魚をハーフポンドください」
洋服を「サイズが違ったので返品したい」
子供の学校へ「熱を出したので欠席します」
美容室で「この画像の髪型にしてください」
そんなレベルのフレーズしか話せるようになっていないはずです。
少なくとも私が入会した「駐妻向け英会話」はそんな程度でした(某大手の国際教育機関の海外帯同者向け・駐在妻に特化した英会話「○○○」)。
元駐在妻(日本人)が「駐妻がよくつかうフレーズはこれ!」と偉そうに教えるだけで、一生「自分の言いたいことを英語で言える」英語力は身につきません。
「一方的に伝えるだけ」のフレーズをひたすら練習しても、スーパーやショップの店員さん、学校の先生、美容師さんが
返してくる英語が聞き取れるようにはならない
のが駐妻向けの英会話の残念なところです。
駐在妻向け英会話は「金返せ!」と今でも大後悔しています。
駐在妻が選びがちな英語教材でも上達しない理由
私が英語が話せる駐在妻になりたいと思って購入した英語教材で絶対におすすめしないのがこちらです。
・聞き流す系 → BGMとして役には立ちますが眠りに落ちます
・情報商材系 →英語を話したいマインドはできても話せるようになりません
・TOEIC・英検対策系 → 机に向かうだけでは話せるようになりません
これでは英語で話しかけられても、言いたいことがパッと英語で出てくるようになれません。
駐在妻がいつでも英会話ができるようになるためには
「いつでも英語が口から出てくる」ためのリピーティングやシャドウイングのトレーニング
ができる教材に取り組むべきです。
まとめ
本気でこれからの人生で、英語がちゃんと話せる(ネイティブと1時間以上の世間話や業務連絡ができるようになる)ことを目指す駐在妻は、勉強方法の選び方を間違えてはいけません。
・現地の「日本人だらけ」のESL(ELL)
・「駐在妻向け」のオンライン英会話
・話す練習(リピーティング・シャドウイング)をしない英語教材
これらはやめておいた方が絶対に良いです。
私がESLに行かずにアメリカ駐在妻に必要な英語力を身につけた方法は、当ブログでアクセス数ナンバーワンのこちらの記事でご紹介しています。
どこへも忖度なしで教材は「実名入り」でお伝えしています。
日本で海外赴任の準備中の人はもちろん、すでに海外在住で英語を「確実に」話せるようになりたい方は、ぜひご覧ください。
この記事が皆さまのお役に立てば嬉しいです!