アメリカ駐在妻で、フリーランスで働くLittlepondです。
2018年より夫の転勤帯同でマサチューセッツ州に住んでおり、現在小6の娘がいます。
このブログは、パートナーに帯同し海外生活を始める皆さまに、海外駐在妻の立場から情報を発信しております。
今回は「海外でも駐在妻がフリーランスで働く方法」について、私の事例をもとに説明します。
私は、アメリカL1ビザの夫の帯同者「L2ビザ」の取得者です。
そして、EAD(アメリカ就労権)を取得し、現在は日本の企業とフリーランス契約で「WEB編集者」「ライター」「事務・資料作成」などで働き、報酬は「日本の銀行」に振り込まれています。
そこで、これから海外生活を始める皆さんで
・海外でも駐在妻が働く方法を知りたい
・具体的に何をすればいいかを知りたい
・今は会社勤めだが、海外帯同のタイミングでフリーランスになる方法を知りたい
という方へ、私が海外駐在妻をしながらフリーランスで働く例をもとに、その方法をお伝えします。
この記事は、海外でもご自分のキャリアを継続したい方の参考にしていただけるはずです。
駐在妻が海外でも働けるビザ・税金について
駐在妻の立場でフリーランスで働くことを考えている人には、パートナーの会社や税理士さんや移民弁護士さんの協力が必要です。
まずは、ご自身が働くことができるかわからない人は、こちらの記事を参考に、担当の移民弁護士、税理士、駐在担当者に確認してみてください。
私がアメリカでフリーランスで働き、日本で収入を得ているパターンの就労権や納税について解説しています。
海外で働きたい駐在妻が日本で確認しておくべき4つこと【仕事・税金・ビザ】
駐在妻がフリーランスになる方法
こちらの「mi-mollet」の記事では、海外駐在妻になった人の6割がキャリアを断絶してしまっていることが書かれています。
しかし残りの4割のうち約1割が「もとの会社から業務委託やフリーランスの契約をして、海外でも仕事を続けている」とも書かれています。
そして、3割の人は「新たにフリーランスとして」再出発をしているそうです。
この記事からわかるように、駐在妻が海外で「フリーランスで」働くには、
①もともと勤めている会社と「フリーランス」や「委託」契約し仕事を請ける
②現地で「在宅」や「フリーランス契約」の仕事を探す
③日本のクラウドソーシングサービスに登録して自分のできる仕事を契約する
この3つの方法があります。
①は理想的かもしれませんが、慣れない海外で②は現実的ではありません。
やむをえず会社を退職しなければならない方は、③の「日本のクラウドソーシングサービスに登録しておく」のが手っ取り早く、私もそうしました。
契約や仕事のやりとりは、海外からでも日本語でできるからです。
私は現在「日本にいるときから付き合いがある企業」と「日本のクラウドソーシングサービスから」の2つの方法で仕事を請けています。
最近ではコロナ禍でリモートワークも進んでいるので、地方や海外に住みながら完全在宅での仕事を探せるクラウドソーシングサービスや、案件を発注する企業も増えたと実感します。
そこで、駐在妻が持っているスキルやキャリアを活かして、フリーランスで請けられる仕事を探せる「日本のクラウドソーシングサービス」をいくつかご紹介します。
元WEBエンジニア系の駐在妻
以下のような職種の経験者であれば、クラウドソーシングサービスで仕事を契約するのはそれほど大変なことではありません。
【エンジニア系】
■システムエンジニア・プログラマー
■ネットワークエンジニア
■インフラエンジニア
■システムコンサルタント
■セールスエンジニア
■フロントエンドエンジニア
■コーダー・HTMLコーダー
【デザイナー・クリエイター系】
■2Dデザイナー・グラフィックデザイナー・DTP
■CGクリエイター・3Dデザイナー
■WEBデザイナー・クリエイター
■イラストレーター・アニメーター
■カメラマン・フォトグラファー・レタッチャー
【その他WEB系】
■WEBディレクター・プロデューサー
■テクニカルサポート・ヘルプデスク
■マーケティングプロモーション
■SEO対策
■広報・ブランディング
■ライター・エディター・編集者
■校正・校閲
■翻訳・通訳
これらの経験者や、スキルがある人は以下のクラウドソーシングサービスをチェックしてみましょう。
無料登録するだけで、現在募集されている案件を詳しく見られて、応募もできます。
クラウドテック
クラウドテック はエンジニア・デザイナー系でフリーランス希望者が多く登録しているクラウドソーシングサービスです。
私も登録し、ある企業のWEBディレクター、エディターとして仕事を請けています。
すでに海外在住の人(日本の住所がない人)でも登録ができるようです。
元事務職の駐在妻
事務職の経験者も、フリーランスとして業務を請け負うことができるクラウドソーシングサービスがあります。
フジ子さん
事務職で「時給制」で働けるのがオンラインアシスタント「フジ子さん」です。
■PC事務作業
■経理
■人事・総務
■秘書
■翻訳・通訳
こういった業務の経験がある人なら、完全在宅でオンラインアシスタントとして働けます。
フジ子さんは「時給制」で「OJTのあとに本格的な業務」に入ります。
欧米ではVA(Virtual Assistant)といって、アシスタント業務は外注することが多くなっていて、海外からだと時差を利用し、業務や資料作成などを早く納品できるメリットもあります。
クラウディア
専門的な事務系アシスタントから軽作業まで、募集案件の幅がとにかく広いのがCraudiaクラウディア で、私も登録しています。
■オンラインアシスタント業務(秘書・経理・人事・翻訳)
■営業リスト・営業資料の作成
■アンケート収集
■記事作成・テープ起こし・音源起こし
■翻訳
■チラシ作成
■WEBベージ・バナー・サムネイル作成
■ホームページ作成
■スマホアプリ開発
■動画作成・編集
こういった案件が、とにかく幅広く募集されています。私は音源起こしや記事作成などをこまめに請けています。
ReWorks(リワークス)
フリーランス未経験者のリモートワークデビューに手厚い転職サイトがフルリモート求人特化型転職支援サイト【ReWorks(リワークス)】 です。
未経験者のための研修会や、転職コンサルタントへの相談もあるので、初心者はまずこちらに登録してみて「フリーランスとは何か?」を知るのがおすすめです。
公式サイトもシンプルで、フリーランス初心者にやさしく作られています。
■事務
■経理・人事・総務
■営業・広報
■マーケティング
■データ入力
■タイピング
■編集・制作
■デザイナー・エンジニア
このような経験者が「リモートワークデビュー」するのにサポートしてくれます。
駐在妻がフリーランスで働くメリット
まず、海外との時差があるため、日本の夜中が在住地の昼間であれば、日本の翌日にでも納品できるのが強みです。
海外在住のフリーランスでクラウドソーシングサービスに登録し「海外在住なので納品が早い」「急な案件でも対応できる」とアピールしている人も多くいらっしゃいます。
また、海外では英語ができないとレストランなどの接客業のように外で働くのは厳しいので、完全に仕事が「日本語だけ」で完結するのもストレスがありません。
何より、海外にいても
「自分らしくいられる」
「キャリアを断絶しないでいられる」
「自分のお金を気兼ねなく使える」
のが最大のメリットだと、私は思っております。
まとめ
海外で駐在妻が「フリーランス」で働く方法としては、日本のクラウドソーシングサービスに登録して「自分がリモートでできる仕事」を探すのが効率的です。
フリーランスになるには、会社を辞めたその日から「自分はフリーランスです」と名乗ってしまえばOKなのですから。
海外からも仕事が探せるクラウドソーシングサービスはこちらです。
【元エンジニア・デザイナー系の駐在妻】
まず1件、クラウドソーシングに登録してみるなら
【元事務系の駐在妻】
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まずは、ご自身のキャリアに合うクラウドソーシングサービスへ無料登録をして、具体的にどんな案件があるのか、募集要領について確認してみてはいかがでしょう。
では、この記事が海外生活を始める皆さんで「フリーランスで海外でも自分らしく働きたい」という方のお役に立てれば嬉しいです。