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駐在妻が米国で離婚を考えた理由は「世界を広げることを夫に否定されたから」【駐在妻がダークサイドに堕ちた話#3】

駐在妻がダークサイドに堕ちた話#3

駐在妻が海外赴任で知った夫の本性とは?

現役アメリカ駐在妻が、家族での海外赴任から夫婦の破綻までの3年間をリアルを語る【駐在妻がダークサイドに堕ちた話】

 

夫の駐在に帯同した妻が、慣れない海外生活を続けるうちに夫の本性を知り、どのようにして闇へ堕ちていったかを綴ります。

 

海外赴任中の夫婦は、慣れない海外での「ほんの少しのつまづき」で、破綻への階段を真っ逆さまに落ちることもあります。

 

これから海外赴任するご夫婦が、海外での生活で関係が破綻したり、離婚につながらないよう、このエピソードが反面教師となるのはもちろん、勇気や希望にもなれれば幸いです。

 

#3では、海外赴任先で自分の世界を広げようと奮闘する妻を、夫のたった一言が「ひきこもり駐在妻」へと突き落としたエピソードをお伝えします。

 

 

 

駐在妻には自分の世界を広げる自由はない?

 

アメリカへ移住し、英語が苦手でどこへ行くにも夫に通訳を頼まなければいけなかった私は、家庭内でどんどん立場がなくなっていきました。

 

娘の宿題もロクに見てあげられず、家事をして家族の食事を用意し、夫と娘の帰りを待つだけの駐在妻生活です。

 

夫のアメリカ赴任が決まったときに

 

「いいなあ〜。優雅なチューヅマ生活ですね」

 

と、何人ものママ友や知り合いに言われました。

 

そんなに羨ましい存在なのか? 

海外駐在員の妻って、そんなに苦労せずに暮らしていそうなイメージなのか?

 

その時はまったく分かっていませんでした。後に「これほどまでに自由がない生活が待っている」とは思いもしなかったのです。

 

アメリカでは英語が話せない駐在妻が自分の世界を広げようと思ったら、日本人の団体に頼るしかありません。日本ではバリバリ仕事もして、PTAや育児サークルにも積極的に参加していた自分にとって、家族とだけしか向き合えない生活は苦痛でしかありません。

 

そんなときに、娘の通う日本語補習校の保護者から学校行事のボランティアに誘われました。

 

「Ms.Littlepondさん、日本で学校PTAの執行部員もやっていたんですって? もう!それなら補習校のPTAも手伝ってくださいよ〜!」

 

アメリカの日本語補習校の保護者たちは、できることをできる人がやるという精神なので、日本のPTAのように面倒な仕事のなすりつけ合いや、役員が決まるまでどんよりとした雰囲気のなかで誰かが手をあげるまで帰れない、という負の要素がありません。

 

保護者の協力がなければ成り立たないのが日本語補習校なので、保護者の姿勢が、日本の「やらされ感満載」のPTAとはまったく違いました。

 

「私、まだアメリカに来たばかりなんですけど」

 

そう言うと「日本語しゃべれますよね?(笑)。それなら誰だってできます!」

 

そう言われ、すでに心ではやろうと決めていました。

 

本当に楽しそうに、子供のために海外でやりがいを感じながら活動している保護者たちを見て、日本のようにやっつけ仕事で終わらせるPTAとは違う世界だと感じました。

 

「あっ、でも一回夫に相談してからでもいいですか?」

「もっちろん!返事はいつでもいいですから」

 

しかし、夫に相談したのは間違いだったと、数日後に気づくのです。

 

 

その一言でひきこもりに

 

日本語学校のPTA、イベントのボランティアからでいいから手伝ってくれって頼まれたんだけど、やってもいいよね」

 

そんなの許可なんて必要ないとは思いましたが、アメリカに来てすっかり家庭内カーストは最下層になっていた私は、念のため夫にお伺いを立てました。

 

「いいけど、首を突っ込みすぎて面倒臭いことにならない?」

 

夫は日本にいた頃から、私が仕事だけでなく、PTAやサークル活動などに「積極的すぎる」のがどうも気に触るらしく、PTAの会報作りで忙しい時期に、夕食がレトルト食材やスーパーのお惣菜になると、決まって不機嫌になりました。

 

「やるなら、家のことはちゃんとやってよ」

 

予想はしていましたが、吐き捨てるようにそう言われました。

 

結局こっちでは、私に期待されているのは「家庭のこと」だけなんだと思いました。

 

日本にいた時のように保護者の活動によって自分の人脈を広げることは、夫にとっては逆に煩わしいことなんだと、その一言で十分に解りました。

 

「私がそういうのやるの迷惑なの? 私はこっちで自分の世界を広げちゃいけないの?」

 

そう聞こうとして、言葉が喉元まで出かかりましたが、ぐっと飲み込みました。

 

それ以降、ボランティアやPTAの話は家庭で一切しなくなりました。

 

海外での「駐在妻の居場所」とは?

 

海外駐在妻は、たった一つでも自分の居場所を見つけると、それを本当に大切にします。

 

それは、日本にいるときのように簡単には、自分の居場所は見つけられないからです。

 

夫から見たら「夢中になりすぎている」「家のことも満足にやらないのに、一銭にもならないボランティアに寝食を忘れている」というように映るかもしれません。

 

たしかに、ボランティアではお金は稼げませんし、習い事やサークルに参加すれば逆にお金は出ていきます。

 

海外駐在妻というと、暇を持てあまし、夫の会社のお金で語学を習ったり、日本人の婦人会などで一日中しゃべくっていたりと、ハタから見ればそれは「優雅」なのかもしれません。

 

しかし、言葉の壁もある以上、海外で日本人妻が自分らしくいられる場所を探すのは、周りの協力はもちろん、家族の理解もないと難しいことを実感しました。

 

その後、私は日本語補習校のPTAには参加せず、1年以上ひきこもり生活を続けました。

 

英語もできず、人脈も自分で切り開くことを否定されたゆえの結論です。

 

その間は、家族よりも早く起きて自宅を片付け、朝食をつくり、掃除をし、夕飯を作り、後片付けをして、眠りにつくというルーティンで過ごし、アメリカ人はもちろん、日本人との接点もまったく無いままの駐在妻生活になりました。

 

自分が自分らしくいられる場所を探し出すまでには、もう少し時間がかかったのです。

 

(駐在員になる夫の皆さんへ)

 

海外駐在へ帯同する妻は、夫の皆さんのように「仕事」で人脈があるわけではありません。一人も知り合いがいない国へ行くのは、誰でも怖くて寂しいはずです。

 

妻がその国で、自分の世界を広げようとしたら、何も言わずに見守ってやってほしいのです。それがたとえ、夫の皆さんにとって煩わしさがあったとしても、妻は自分の居場所を見つけるだけでも精一杯だからです。

 

(駐在妻になる皆さんへ)

 

海外では、自分が自分らしく過ごせると思う場所を見つけたら、まずは躊躇わずに一歩を踏み出しましょう。日本にいるときより人脈や世界を広げられる確率はものすごく下がってしまうからです。

 

私のようにひきこもり駐在妻にならないよう、日本にいるときから現地の日本人情報や、自分ができることを探しておくと良いはずです。

 

 

【駐在妻がダークサイドに堕ちた話#4】に続きます。

 

 

 

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