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アメリカ駐在妻が最初の3ヶ月は日本の化粧品を使った方がいい理由とは?

 

アメリカ駐在妻のLittlepondです。

 

2018年に現地企業駐在員である夫の転勤でマサチューセッツ州ボストン郊外に移住し、当時8歳の長女と帯同しています。

 

西海岸の日本人向けポータルサイト【ロサンゼルスタウン】【サンディエゴタウン】でコラム【駐在妻的米国生活】を連載している駐在妻ブロガーです。

 

当ブログは私がアメリカ駐在妻になる前に知りたかったコンテンツを、駐在妻6年目になった立場で発信しています。

 

これから駐在妻になる人や、現役駐在妻のお役に立ちたいと始めました。

 

今回の記事ではアメリカ生活を始める方が、最初は日本製を持ってきておいた方がよい化粧品をお伝えします。

 

アメリカにもコスメはたくさん売っているので、手ぶらで来てもなんとかなりますが、引越し直後の3ヶ月くらいは、肌や身体が現地の気候に慣れるまで使い慣れたものを使うのをおすすめします。

 

アメリカのコスメ事情を知れば、最初にどんなアイテムを持っていくべきかがわかり、時間があるうちに用意できるはずです。

 

 

 

 

アメリカのコスメが日本人に合わない理由

化粧品とレモン

オーガニックコスメもたくさんある、でも何かが日本人に合わない……

 

アメリカで「日本のコスメって本当に素晴らしい」と思う技術の一つは「無香料」です。

 

アメリカの基礎化粧品、クリームなどの保湿剤、消毒液などは基本的に「何か臭いがする」のですが、最初は慣れません。

 

無香料でも素材の臭いを消していないのでケミカル臭がします。

 

そもそも「体臭は強い匂いをかぶせて消す」という考え方なので、アメリカの化粧品には人工的な香りが付いています。

 

それがフローラルやシトラス系でも、日本人にとっては昭和のトイレ芳香剤の匂い。

 

もしくは昭和のオジサンの整髪料の匂い……。

 

とにかく、古臭くて甘ーい香りがします。

 

それを顔や肌につけておくとどうなるでしょう? 一日中、臭さとの戦いです。

 

もう一つ日本の化粧品が素晴らしいのは「オイルコントロール」の技術です。

 

肌に付けると、表面はさらさらしているのに、肌の中にはしっかり潤いをたたえるような保湿アイテムが日本にはたくさんありますが、アメリカのコスメは水分を逃さないものは、だいたいオイリーな処方です。

 

塗ったらベットベト、テカテカで、使い心地が良いものになかなか出会えません。

 

しかもアメリカは日本と比べて乾燥しているので、あっという間に肌はカサカサ。

 

自分の角質とコスメが肌の上で入り混じり、モロモロとの戦いになります。

 

そして何より、肌が荒れるとストレスがたまります。

 

ストレスをためやすい駐妻生活スタートで、肌だけはいいコンディションを保ちたいと思うので、基礎化粧品は日本から自分の使い慣れたものを持って来るのをオススメしたいのです。

 

 

アメリカで手に入りにくい基礎化粧品は?

化粧水

化粧水

化粧水って使うのは日本人だけなの?と思うくらい売っていない

 

アメリカに来て驚くのは「保湿の化粧水」があまり売っていないことです。

 

日本人は「化粧水→乳液→クリーム(オイル)」のように、水分→油分の順番で肌になじませるスキンケアを好みますが、アメリカ人は「乳液状のアイテム」から保湿を始めます。

 

ドラッグストアで「化粧水かな〜」と手に取ると、だいたい拭き取り用クレンジングウォーター。化粧水は「拭き取り」がメインで「最初の保湿アイテム」ではありません。

 

こちらの乾燥に耐えるためには日本人の肌には化粧水が必要だと感じます。

 

保湿力の高い日本の化粧水を使うと「やっぱりコレだよな〜」と満足してスキンケアにも力が入ります。化粧水だけで潤う「濃密こっくり系」のローションをアメリカでも売ればいいのに、と思います。

 

もうアメリカ来ちゃったよ、という方はこの記事を参考になさってください。

 

アメリカAmazonで買える日本のスキンケアブランドや商品をまとめました。

pre-chuzuma.hatenablog.com

 

 

クレンジング

クレンジングシート

クレンジングは「シートタイプ」が圧倒的に多いアメリカ

 

アメリカのクレンジングは「シートタイプ」が主流です。

 

日本のようなジェル、オイル、クリームタイプが少なく、あってもめちゃオイリーなので、ヌルヌルが残りメイクが落ち切れた感じがしません。

 

シートタイプもマイルドなものはアイメイクやファンデーションも落ちません。あまりに落ちないので強めに擦ったら、次の日は顔が真っ赤になったことも。

 

1、2枚使ってゴミ箱へパッケージごとポイ。もったいなかったです。

 

摩擦は肌荒れの原因になるので、アメリカのクレンジングシートは敏感肌の方には絶対にオススメできません。

 

日本のクレンジングはメイクが落とせて保湿力も高いですが、アメリカには日本人が好むものが滅多にありません。

 

 

オールインワン化粧品

オールインワン化粧品

「これ一つで化粧水から下地まで」のようなアイテムがない

 

面倒くさがりの人が多そうなアメリカならオールインワンはあるだろうな〜と思いましたが、意外とありません。

 

日本のスーパーでいくつか売っているものだけです。

 

アメリカではシャワー後に顔やボディを保湿するアイテムがたくさん出ていますが、オールインワンタイプを見かけません。

 

一時帰国するときに、永住の日本人からよく「日本で買って来て〜!」と頼まれるのがこれ。日本ならではのアイテムのようです。

 

お子さんが小さくてスキンケアの時間がとれなかったり、いろいろなコスメを使うのが面倒な人には最強のアイテムですし、私も日本から必ず持って来ます。

 

こちらは夏場の乾燥もすごいので、さっぱりした使い心地で保湿力の高いオールインワンがあれば最強ですし、洗面台でも場所を取りません。

 

アメリカで同じようなものを買っても「化粧水から化粧下地までのアイテムを一つに」のような優秀なものとは思えません。いきなりクリーム塗ってるみたいな使い心地のアイテムばかりです。

 

 

UVカットアイテム

UVカットアイテム

紫外線の強いアメリカのUVアイテムは、お肌にも刺激が強い

 

日本製が絶対にいい!と思えるもの。一番は「日焼け止め」です。


アメリカの紫外線は非常に強く、日本とは比べものにならないくらい日焼けします。

 

しかし、アメリカ製の日焼け止めはどれも「Greasy(油っぽい)」と言われ、アメリカ人も仕方なく塗っているという感じです。

 

アメリカのUVカットスプレーやローションはベットベトのテッカテカになりますし、顔に塗るのにSPFが70とか100なんて逆に肌荒れるだろー!と言いたくなるものばかり。

 

UVカットスプレー

ベトベトしないと表示されていてもギトギトになるUVカットスプレー

 

夏場は毎日のように日焼け止めが必要になるのに、さすがに子供には塗れません。

 

日本の日焼け止めはボディに塗ってもサラサラしている、砂や埃がつきにくい、肌をキレイに見せてくれるなど、いいことばかり。

 

SPFが50くらいの顔と全身用があれば、一年を通して外出時には使えるはずです。

 

「ラン◯ム」や「ラロッシュ・◯ゼ」「ニュー◯ロジーナ」など、日本でもおなじみのコスメブランドの日焼け止めもありますが、明らかに日本と処方が違い、こちらのはものすごくオイリーです。同じブランドだからと言って、日本と同じとは限りません。

 

日傘やUVカットグローブはアメリカには売っていませんし、使っている人も見かけません。

 

アメリカでは紫外線は日焼け止めでカットが主流なので、最初は家族で使えるものを日本から持ってくるのをオススメします。

 

日本人にはマストな日傘を使わないアメリカでの日焼け対策をまとめた記事はこちらです。日焼けが気になる方はぜひご参考に。

 

pre-chuzuma.hatenablog.com

 

まとめ

 

日本からは、最初の3ヶ月くらいを乗り切れる「お気に入りのコスメ・化粧品」を持っていくと良いはずです。

 

海外生活を始めると、どうしてもストレスが溜まりがちなので、コスメや化粧品は日本で使い慣れた香りやテクスチャーのものをしばらく使うのをおすすめします。

 

いきなり現地の化粧品に手を出して肌荒れしたら、さらにストレスになってしまうからです。

 

 

では、この記事がこれからアメリカへ渡航する皆さんのお役に立てば嬉しいです。

 

 

アメリカのAmazonでも買える「日本メーカーの化粧品」はこの記事にまとめました

 

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