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駐在妻が米国で離婚を考え始めた理由は「SNS中毒の夫、映えない生活の自分」【駐在妻がダークサイドに堕ちた話#4】

駐在妻がダークサイドに堕ちた話#4

海外生活でのSNS、家族よりも大切ですか?

 

現役アメリカ駐在妻が、家族での海外赴任から夫婦の破綻までの3年間をリアルを語る【駐在妻がダークサイドに堕ちた話】

 

夫の駐在に帯同した妻が、慣れない海外生活を続けるうちに夫の本性を知り、どのようにして闇へ堕ちていったかを綴ります。

 

海外赴任中の夫婦は、慣れない海外での「ほんの少しのつまづき」で、破綻への階段を真っ逆さまに落ちることもあります。

 

これから海外赴任するご夫婦が、海外での生活で関係が破綻したり、離婚につながらないよう、このエピソードが反面教師となるのはもちろん、勇気や希望にもなれれば幸いです。

 

#4では、慣れない海外生活で自分の世界を広げられずにいる自分に対して、夫が「駐在生活のSNS映え」だけを気にする生活に、嫌悪感を抱き始めた妻の心の変化を語ります。

 

 

 

800人以上いる「SNSの友人」が大事

 

夫はアメリカに着任した日から、しきりにSNSに写真やコメントをアップしていました。

 

10年以上前から始めたFacebookTwitterはもちろん、数年前からはインスタグラムも始め、日常をまるで日記のように投稿し続ける夫。

 

アメリカ駐在員に選ばれてプレゼンで頑張っているオレ」

アメリカ暮らしでは、満員電車も面倒な接待もない快適な会社生活のオレ」

「同僚に誘われて、オフィス帰りにはジムで筋トレに目覚めたオレ」

「出張先でこんなにビッグなアメリカンブレックファーストを食べているオレ」

 

他人から見たら羨ましいどころかかえって嫌味だと、私は夫のどーでもいい投稿を見ながら感じていました。

 

アメリカでの仕事っぷりや、あんたが食べた不味そうな朝食のハッシュブラウンなど、誰も興味はない、と言いたかったのですが、とにかく「カッコいい駐在員のオレ」を投稿したくて仕方がないのです。

 

それも、人よりも数倍強い「承認欲求」のせいだと、半ば諦めていました。

 

本当の家族は完全スルー

ある日、夫は自分の投稿への「いいね!」の数が気になるのか、家族でショッピングモールへ出かけても、レストランで食事をしていても、ずっとスマホを覗き込んでいました。

 

てめー、もういいかげんにしろや……

 

頭のなかで何かがブチ切れる音がしました。

 

「ねえ、家族と一緒にいる時間くらい、いいね!のチェックするのやめたら?」

 

冷ややかに、限界まで溢れ出しそうな怒りをこらえて静かな声でそう言いました。

 

「えっ? ダメなの? じゃあ、◯◯(私)のこともタグ付けしといてあげるよ」

 

「そういう問題じゃなくて、家族といるときには家族とちゃんと向き合えって言っているの!家族との時間よりもいいね!の数の方が大事なわけ??」

 

思わず声を荒らげてしまいました。そして、その次に夫が言った言葉が、私をダークサイドへと堕とす最初の一言でもあったような気がするのです。

 

「それなら◯◯(私)もアメリカのこととかFacebookに投稿すればいいじゃん。いいね!もらえると嬉しいでしょ?」

 

私は、以前夫が冷たく言い放った「面倒くさいことはするな」という一言に縛られて、慣れないアメリカでの生活は自分のやりたいこともできず、新しい世界に飛び込むこともできず、おまけに英語もできず、新しいことなんて何一つありません。

 

SNSに投稿したくなるような「映えるシーン」なんて、私のアメリカ駐在妻生活のなかには一つも無かったのです。

 

ああ、本当にこの人は「他人の気持ち」には、病的なまでに鈍感なのだと解りました。

 

妻である私が家族や友人、仕事などの大切なものを日本に残し、夫と娘のために頑張ろうと海外赴任に帯同したのに。

 

目の前の私よりも「SNS映え」と「いいね!の数」の方が大事なのだと。

 

しかし、この時はまだ夫のSNS中毒が、ある一人の女性に3年間も多大なる迷惑と、不快感を与え続けていたとは、まだ知らなかったのです。

 

(駐在員になる夫の皆さまへ)

 

SNSでいいね!をもらえるのは嬉しいことかもしれませんが、家族やSNSでの友人たちのなかには、キラキラした海外駐在員生活の投稿を冷ややかに見ている人もいます。

 

目の前の家族を忘れるほど夢中になるのではなく、適度に自分の承認欲求を満たすツールくらいに考えていてほしいのです。

 

家族、とくに妻とSNSで友人になっていると、よほど仲の良いご夫婦でない限り、妻はあなたの自慢げな投稿に「いいね!」どころかうんざりしていることもあります。

 

(駐在妻になる皆さんへ)

 

海外駐在員の夫は、どこかで「オレは海外赴任者に選ばれた」という承認欲求を満たされたいのだと思います。

 

私は夫のそんな「強すぎる承認欲求」を満たしてあげられなかったので、夫はどんどんSNS中毒になり、家族との時間も忘れて没頭するようになってしまいました。SNS上の自慢げな投稿は、いいね!どころか、SNSの友人からはヒンシュクを買っていたように感じます。

 

「海外で仕事を頑張ってくれてありがとう」

「あなたのおかげで、楽しい海外生活ができている」

 

私はそんなことは微塵も思いませんでしたが、夫はきっと家族からはそう言われたかったのかもしれません。

 

ぜひ、旦那様のそんな隠れた承認欲求にも気づいてあげてください。

 

 

【駐在妻がダークサイドに堕ちた話#5】に続きます