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アメリカ駐在妻はアジア人差別とどう付き合っている?【アメリカ駐在・赴任・コロナ禍】

アジア人女性

現役のアメリカ駐在妻は、アジア人差別をどのくらい感じている?

 

アメリカ駐妻歴3年目のMs.Littlepondです。

 

2018年に夫の転勤帯同でアメリマサチューセッツ州に移住し、ボストンのだいぶ郊外に住んでいます。家族構成は40代の夫と、小学5年生(11歳)の娘で、現地校とボストン日本語学校(補習校)に通っています。

 

このブログは、赴任や転勤などでアメリカへ渡航予定の皆さんに向けて書いています。

 

おそらく、新型コロナウィルスのパンデミック後は日本でも「アメリカでのアジア人差別」のニュースが報道されているので「これからアメリカに行くなんて不安で仕方がない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、アメリカでロックダウンを最初から経験して、現在も住んでいる立場から、私たちがリアルに感じていることや、実際にあった出来事をお伝えしていきます。

 

正直なところ、アジア人差別はアメリカのどの地域でも避けては通れないと思います。

 

とはいえ、日本の報道は、最悪のケースを大きくクローズアップしているとも感じます。

 

普段から「アメリカではこれが当たり前」と思っていると、むしろ「そんな差別的な態度を取るヤツらは、貧相なマインドの持ち主だな〜」くらい思えるようになります。

 

これを読めば、アメリカでよくあるアジア人差別との付き合い方や、日本人としてどう対応すべきかを考えるお役に立てていただけるはずです。

 

 

 

  

アジア人差別にいちいち腹を立てていると疲れる

アメリカのレストラン

白人だらけの街でレストランに入ると露骨にイヤな顔をされることも

 

アメリカに移住して感じたのは「アジア人が嫌いな人は残念ながら一定数いる」ということ。

 

わりと民度が高く、真面目なニューイングランド人が多いと言われるマサチューセッツ州でも、です。

 

私たちは中国系やインド系などのアジア系が40%近くいる地域に住んでいるので、アジア人がマイノリティ感はぜんぜんありません。しかし、他の街や州に行くと、気づいたら周りに白人しかいない状況になっていることもよくあります。

 

アジア人が多い地域でもよくあるのは

 

・スーパーやショッピングモールの店員(白人の中高年)の態度があからさまに悪い

・挨拶してもガン無視される(白人同士は挨拶するのに)

 

くらいですが、アメリカのド田舎で白人しか住んでいないような地域に行くと

 

・アジア人ドライバーというだけで、後続車が「あおり運転」してくる(わが家はカナダ国境付近でやられました)

・白人だらけのレストランで好奇の目で見られ、なかなか注文を取りにきてくれない

・子供から露骨に指をさされる(アジア人を見たことがないから)

 

という、まるで未知の生命体を見るような扱いをされることもあります。

 

でも、これって今ほど外国人が多くなかった日本の田舎で青い目の外国人に遭遇すると「なぜここに??」と不思議に思って、こっちが挙動不審になってしまうのと同じかもしれません。

 

なので、そのうち「あー、こんなに田舎だとアジア人を見たことないんだな」くらいに思えるようになってきます。

 

実際に起こったアジア人差別的な出来事

多くの人種の子供たち

白人系の子が一人でもいると、まったく差別されないことも

私の住む街でパンデミック後に起こった出来事は、自転車専用道路ですれ違いざまに韓国人の親子が白人からツバをかけられたことです。

 

これは市の教育機関でも大問題になり、教育長(Superintendent)から市内の公立小学校の保護者全員にメールで知らされました。「やった犯人を厳しく取り締まり、絶対に許されない行為だ」とのお達しが届き、もちろん子供たちにも担任の先生から説明もありました。

 

さすがにショックでしたが「ああ、アジア人って中国も韓国もベトナムも日本も、みーんな一緒に見えるんだね」と、アジア系の友人とたくさん話す機会が持てて、結束も固くなった気もしました。

 

しかし、多くのアジア人家庭が気づいていることがあります。

 

それは「グループに白人が一人でもいると、絶対に差別されない」ということ。

 

母が日本人、父が北欧系アメリカ人のハーフの友達を含めた日本人の子供たちと娘が学校で遊んでいたら、白人の保護者から「そこでは遊んじゃいかん!」と思い切り怒鳴られました。

 

それを見たウチの夫(日本人中年男性)が「すぐに移動させますから」と言いに行くと、さらにガミガミと怒られる始末。しかし、娘の友達のパパ(白人中年男性)が登場したとたん「あ、ならいいんだけど」と、急にその白人のオッさんはトーンダウンするではないですか!

 

アジア人のグループにたった一人でも白人がいるだけで、アジア人を嫌っているヤツらへの威圧感がレベルアップします。そのパパも「こうなると思ってたよ」と、鼻で笑っていました。

 

その後はこっそり日本語で「日本人だからってナメんなー!」と大人たちはボロクソに言いまくりました。

 

「アイツさー、絶対アジア人だからイチャモンつけて来たんだよ!」と。

 

(子供には教育上良くないので聞かせませんが)

 

どうせ日本語はわからない人たちなので、日本人はそういう場面では笑顔でめちゃくちゃディスりまくります。

 

(どこに日本人がいるかはわかりませんので、くれぐれも周りにはご注意を)

 

 

なので、白人家庭の友達ができると、こんなメリットもあったりします。

 

 

まとめ

 

・基本的にアメリカ人は、多くの人が優しくてマイノリティを差別しないと感じます

 

・黒人の皆さんも、同じマイノリティだからアジア人に優しい人が多いです

 

・暴力事件など、報道されるのは本当にごく一部の人たちです

 

・マナーのない日本人(レストランや公園で大声で騒ぐなど)は、人種に関係なく冷たい態度を取られます

 

・白人と行動を共にしていると、滅多に差別されることはありません

 

・日本人なまりでもきちんと英語を話せば、公共の場で差別されたことはありません

 

 

悲しいけれど、アメリカにはアジア人差別はあると感じます。

 

道を歩いているだけでも、買い物をするだけでも、日本人なら一度は差別的な発言や態度に出くわすはずです。

 

しかし、差別してくるヤツらはアジア人のことをよく知らない、かわいそうな人だと思っておくのが良いです。

 

そんな場面では相手に必要以上に関わらず、気にしない「スルー力」も備えておきましょう。

 

アメリカ人は、基本的には多くの人が優しくて、話好きで、レディーファーストで、ニコニコと挨拶してくれる人ばかりです。

 

少なくとも私は「今すぐ日本に帰りたい!」と思うようなアジア人差別に出会ったことはありません。

 

これからアメリ渡航をする人は、やみくもに不安がらずに来ていただきたいと思います。

 

 

 

この記事が、これからアメリカへ来る皆さんの勇気や希望になれば嬉しいです。